高滝湖の湖畔に建つ市原湖畔美術館の一部で、いちはらアートXミックス2020+の作品が展示されている。

KOSUGE1-16 「Heigh-Ho」
KOSUGE1-16は、土谷享氏と、車田智志乃氏による2人組アートユニットで、2001年から活動。ユニット名はかつての住所が由来とのこと。
肺胞を逆さまにしたイメージの立体。
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KOSUGE1-16 「Toy Soldier」
美術館の監視員として派遣されて来たという設定に基づく立体作品。
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戸谷成雄「森ー湖:再生と記憶」
戸谷氏の個展も開催されていた。その様子は追って。
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クワクボリョウタ「Lost Windows」
影絵のしくみで、電気仕掛けで動くオブジェをほのかな明かりで壁のスクリーンに投影している。98年から、エレクトロニクスを使った作品制作「デバイス・アート」とも呼ばれる独自スタイルとのこと。
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アコンチ・スタジオ(Vito Acconci, Francis Bitoni, Julian Rose)(米国)「MUSEUM - STAIRS / ROOF OF NEEDLES & PINS」
美術館の階段や屋上に展開しており、700本以上の少し動くチューブが設置されている。
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湖が見下ろせる屋上では、何本かは足元で輪が作られていて、座れるようになっている。
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木村崇人「星ぶどう」
⭐︎の形の光源のもと、小さな穴の空いた物や、木の枝をかざすことで、星が生まれる。
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木村氏はこの芸術祭で、小湊鉄道の月崎駅で「森ラジオ ステーション × 森遊会」も発表されている。
以前に見た&体験した木村崇人氏の作品は:

鈴木ヒラク「Warp」
鈴木氏にとって、初めての野外彫刻作品。道路などで使用される反射板を石碑に埋め込み、現代の遺跡とした。
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以前に見た鈴木氏の作品は:

ウラジミール・ナセトキン Vladmir Nasedkin (ロシア)「正座『高滝湖座』空を見よ、自分を見よ」
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迷路状の建物も。ロシアの古い要塞をイメージしているが、軍事施設ではなく、人が心に抱く大切な物を守る為の要塞とのこと。
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見る角度によって、全然異なる。
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中にも入ることが出来る。
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隣の部屋との間の壁にスライド式の窓があり、開け閉めできる。
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ターニャ・バダニナ Tanya Badanina (ロシア)「翼」
竹を組み上げて和紙を貼っている。
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深澤孝史「音信山再訪」
本来なら、深澤氏の映像が上映されるはずだったのだが、機械の不具合で上映されず。その上映内容の根底にある木造地蔵菩薩坐像を一般公開していた。高さは2.75メートルの木造地蔵菩薩では全国一大きい。大正6年、安置されていた堂もろとも倒れ破損したが、昭和37年に修理されたもの。
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椎茸茶をいただけた。
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いちはらアートXミックス2020+の参加作品ではない、市原湖畔美術館での展覧会の様子や、建物としての美術館の様子は追って。


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