3月までサントリー美術館でやっていた「御大典記念特別展 よみがえる正倉院宝物 再現模造にみる天平の技」展だが、未見だったところ、ちょうど最後の巡回地である松本市美術館でやっていた。
写真撮影は不可で、プラスチック板に画像が貼られた琵琶が置かれ、そこで一緒に写真が撮れるようになっていた😂
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全て再現模造ではあるのだが、天平時代に、いかにそれら美術品達が造られたか、完成時の様子はどのようだったかが良くわかる。(以下の画像は全てHPなどより)

「模造 螺鈿紫檀五絃琵琶」表裏とも素晴らしい螺鈿細工が施されている。
模造 螺鈿紫檀五絃琵琶1

模造 螺鈿紫檀五絃琵琶

「紅牙撥鏤撥」 今の時代、再現模造とは言え、象牙を使って良いの?とも思うが💦
模造 紅牙撥鏤撥(宮内庁正倉院事務所蔵)-001

「粉地彩絵八角几」天平時代だけあって、まるで中国な色合いだなァと。
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「黄銅合子(おうどうのごうす)」50枚ものパーツから作られている。
模造 黄銅合子(おうどうのごうす)

「銀薫炉」
模造 銀薫炉

「紅牙撥鏤碁子」碁石のひとつひとつに模様が施されていて、あまりに細かいので、ルーペごしに見られるようになっていた。
模造 紅牙撥鏤碁子(奈良国立博物館蔵)-001

「紺玉帯」フェルメールの描く青も高価なラピスラズリが使われていたが、ラピスラズリの塊ごとこんなにいくつも付けたベルトを着用していたとは!
模造 紺玉帯(宮内庁正倉院事務所蔵)-001

「二彩鉢」
模造 二彩鉢

「漆槽箜篌(うるしそうのくご)」 実際に松本市美術館で見たものは、螺鈿ではなく漆槽箜篌だったが、どのような竪琴だったのか備忘録として、螺鈿槽箜篌の画像を:
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会場:松本市美術館
会期:4月21日~6月12日’22