深堀隆介氏の個展「金魚解禁 日本橋」展へ。
展覧会会場は7階なのだが、一階の吹き抜けの中央ホールでは、初日にあたる7月27日にライブペインティングをされた完成作が披露されていた。
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約70分で完成させられたのだそう。事前にツイッターで募集したという様々なモチーフ(屋形船、アンモナイト、会場にある佐藤玄々氏の天女像、花火など)が金魚本体のシルエットの中に描かれ、水鉄砲で水をかけてそれらのモチーフを馴染ませる。乾燥させた後に、上から金魚の鱗を描き、顔料を加えながらブラシで馴染ませる作業を繰り返すことで、金魚の体が出来上がったとのこと。完成したものからは、それらのモチーフは全くもう見えないが・・・
「紫色の金魚はいないけど、(通常の金魚の色である)赤や黒のあいだにある紫色も掛け橋のように、いろんなものを繋ぎ合わせる、『手を繋ごうよ』という思いで描いた」とのこと。
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展覧会会場
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以前に見た深堀氏の作品は
上記の展覧会では写真撮影は自由だったのだが、今回は不可の為、以下の画像は全てHPより。

日本橋三四四会コラボレーション
日本橋料理飲食業組合の青年部として発足した「三四四会」とコラボレーション。まな板の鯉ならぬまな板の金魚なんてものもあった😂
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2.5D ペインティング
器の中に透明な樹脂を流し込み、その表面に金魚の部位を少しずつ描き、さらにその上に樹脂を重ねていく工程を何度も繰り返すことで、立体感あふれる金魚達となる。
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金魚酒
深堀氏の代名詞であり、最も長く作り続けてこられたシリーズ。
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2.25D ペインティング
桐や木板などの平面的な素材に、2.5Dペインティングの技法を応用した作品。
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鱗象
抽象的な絵画に鱗という具象を掛け合わせている。
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2D ペインティング
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ジクレー版画
高度な印刷技術によって原画を再現した版画作品。
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会場:日本橋三越
会期:7月27日~8月8日’22

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