日建設計の山梨知彦氏によるホキ美術館はとても面白い。
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「キャンチレバー(片持ち梁)」といわれる、下から支えるもののないまま、建物の一部が宙に浮いている部分を持つ建築構造で、四角いチューブ状の建物の一部が、カーブを描きながら、約30メートルほど飛び出している。
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行った日は、雪が降った翌朝だったので、未だ雪が残っていた。
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鉄の棒はオブジェのように見立てた柵で、傾いた角度は昭和の森の杉並木とリンクする形で計算されているのだそう。
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展示照明は、全館ほぼLED照明で、調光しても色温度に変化が無いことが特徴。LEDとハロゲンの照明は、散りばめられた夜空の星のように天井に配されており、床には長時間の鑑賞に疲れないゴム素材埋め込まれている。壁面の目地、ピクチャーレール、ワイヤーを排除し、鑑賞の妨げとなるものが入らないように徹底しているとのこと。(館内は撮影不可の為、画像はHPより)
浮いているチューブ部分を歩くと、振動がより伝わる。