3日間(グアテマラシティ、アンティグア、コパン)を付き合ってくれたグスタボ氏発言の備忘録:

・国民全体で1250万人、うち300万人がグアテマラシティに居住

・識字率は50%

・男性は18歳、女性は16歳から結婚できるが、高卒の18歳か大卒で結婚する人が多い

・都市部では子供は3人、田舎では6人が普通(9~10人の場合も)

・良い仕事に就く為の必要条件:
 30歳以下、大学卒業の学歴、英語、車の運転、パソコン技術

・以前は兵役は義務だったが、独立後は義務ではない

・内戦時は、スペイン内乱とは異なり教会がゲリラを支援し、富裕層が軍をサポートしていた
 1944年にsocial reformがされかけるが、1954年に軍がコントロールし、結局、富裕層がそのまま
 居座っている=改革は行われず

・教会には2面性があり、博愛主義で平等という面と、富裕層に教会が属するという面
 教会に寄付をすることでお金持ちの原罪は許されると神の声を代弁する
 識字率が50%という状況下、田舎の貧しい人達は皆毎日曜に教会に行くが、そういう盲目的な信者の
 彼らからも搾取している
 
・ヨハネ・パウロ2世の後の法王に中南米から、コロンビアから選ばれると目されていたが、結局はお金持ちの
 国から法王が選ばれた

・とうもろこしには4種類の色があり、それぞれ白色は骨、黄色は皮、赤色は血、黒色は髪を現す

・1900年頃からバナナのプランテーションが始まり輸出を開始、コーヒーは1920年頃から
 良い品質の果物は全て輸出用になるので、グアテマラシティーの中央市場の果物ですら二級品

・アフリカ(エチオピア)原産のコーヒーは今は中米や南米での生産が盛ん、
 一方、中米原産のカカオは現在エクアドルやコロンビアがグアテマラより安価で生産はしているが
 アフリカが盛んと言う不思議な現象

・スペイン観
 多くの伝統文化を破壊はされたが、現地人をアメリカのインディアンのように隔離することはなく
 メスティーソ(現地人とスペイン人の混血)が生まれ文化を継承しているので、悪い印象はそれほどない

・アメリカ観
 メキシコのようにアメリカに領土を奪われるような歴史がないので、アメリカへはそれほど悪いイメージは
 ないが、いくら独立したとしても、政治的にも経済的にもアメリカの植民地のような感がいなめないのは事実