今日、偶然ブロードウェイ&34丁目のMacy'sの交差点を通りかかったところ、多くのユダヤ人のハシディックファンダメンタリスト(Hasidic Fundamentalist 超正統派)の人達が交差点の角々に立っていた。普段ミッドタウン界隈でハシディックの人達を見るのは通称ダイアモンド街と言われるタイムズスクウェアより少し上の47ストリート界隈ぐらいだが、今日は何故かブロードウェイと6番街が交差する人通りの多い交差点に何人もが立っていた。しかも見ると比較的若い男性だけ。
良く良くみると、片手には何か枝の束のような物、もう片方の手にはレモンのような物を握り締めている。
1

調べてみると、ユダヤ教では今年は今が収穫感謝祭。「仮庵の祭 スコット Sukkot」と言うそうで、紀元前13世紀にヘブライ人がエジプトから脱出し砂漠を40年間さまよった際に仮説の小屋を建てたことが起源とか。2006年は10月6日の夕方から始まり7日間続く。
「過ぎ越し祭ペサハ」「7週の祭シャブオット」と共に、ユダヤ教での3大祭りの一つ。
スコット祭の祈りの際には4種類の植物が用意され、7日間この4種類の物を一つの束にして神様の前で祈りを捧げるとか。
1.エトログ :くえんの実、レモン状の黄色い実
2.ルラヴ :ナツメヤシの若芽で槍のように棒状の物
3.ハダス :ミルトスの枝
4.アラヴァー :柳の枝
参考までに↓
1 2

後記(10月11日):

個人的に収穫祭を祝うのではなく多くの人と分かち合って祝うとあるが、彼らがその為にジューイッシュの人達があまりいないエリアの交差点に立っていたかどうかは不明だったが、再び今日も彼らを見かけたところ、通行人に彼らの道具を持たせ、通行人に祈りを捧げていたので、やはり収穫の祝いを分かち合っている模様。

ユダヤ系の人にユダヤの人達の区分について聞いてみた:
・Hasidic Fundamentalist 超正統派
 男性は黒い帽子に黒装束で髭をはやし、既婚女性は髪を短髪にして鬘をかぶり長いスカートを穿いている。
・Orthodox 正統派
 男性は頭に小さな丸い yarmulke/yamaka をかぶっているが、女性の服装に規定はない
・Conservative 保守派
・Reformed 改革派
 女性のラバイを排出するなど新しい物を取り入れている