マンハッタンのクーパーヒューイット美術館のお屋敷のオーナーであるクーパー・ヒューイット家のニュージャージーにある夏の私邸と、それを取り巻くRingwood State Parkへ。

Ringwoodはもともとアメリカンインディアンの土地だったが、1739年に入植者によって鉄鉱石の採掘場として開発された。
独立戦争時、地質学者のRobert Erskine はGeroge Washington将軍の地図作成係りとなってこの地で活躍し、戦争時のヘッドクオーターが置かれた。
1 Erskineのお墓

荘園は、初代Martin J. Ryersonが1807年に建て、1853年に鉄鋼王であったPeter Cooperと娘婿でビジネスパートナーのAbram Hewittが、22,000エーカーの土地と家を10万ドルで購入した。
40分程度のガイドツアーでお屋敷を案内してもらった(無料)。夏の時期ではなかったので、駐車料も無料。
フランス、イタリア、中国などから輸入した当時の調度品を見ることが出来る。当時は16名のメイドさんと50名程度の庭師が居たとか。
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51の部屋、28の寝室、24の暖炉、13のお風呂を備えたお屋敷    外から撮ったテラスの様子 屋敷から臨む池には野生の白鳥が
お屋敷の中は非常に充実していたが写真撮影が禁止だったのが残念。
ハドソンバレーのヒストリカルプレイスとして名だたる幾つかのお屋敷よりも内容が良かった。
因みに、Abram Hewittには子供が6人(娘3人、息子3人)がおり、そのうち結婚しなかった二人の娘がクーパーヒューイット美術館に寄付をし、末息子が1936年にこの荘園全てをニュージャージーに寄贈した。

このRingwood Manor のトレイルコースは非常に広く多岐に渡っているが、今回は一番短い簡略なコースを。トレイルブックで、全工程1.5マイル、高低250フィート、予定時間1時間15分。
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      ニシキギ(錦木)の実       ツルウメモドキの実                イチイ(櫟)の実

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        キノコの季節? 小川沿いには鉄鉱石と思われる赤茶色の岩や石が          狩猟禁止の貼紙
ステートパーク内は禁猟だが、その外は許可されているようで、遠くから銃声が何度となく聞こえてきたのには驚いた。(生まれて初めて聞く銃声・・・)
色々な木々の落ち葉を踏みしめてのトレイルは良かったが、モミジやスズランノキと共に世界三大紅葉樹のニシキギが紅葉する時期に今度は来てみたい。