1月6日のNYは観測史上最高の暖かさで、華氏73度、摂氏22.8度となった。
今シーズン雪がこの時期になっても未だ降らないのも、降雪が一番遅かったとされる1878年1月4日の記録を破って、現在も記録を更新中。先月の平均気温は3月下旬並み。

街行く人達も半袖一枚などの服装で、1月のNYとは思えない。昨日はジェラート屋も売り切れ状態になったお店もあったとか。
ブルックリンのボタニカルガーデンの桜も開花したとニュースになっていた。
一方スキー場は営業できず、雪対策にと不凍剤やスコップを例年通り仕入れた小売店は不良在庫に頭を悩ませているのが報道されていた。

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右の人はニット帽にセーター、左の人はノースリーブ     セントラルパークで咲いていた桜の一種

近所では、道に積もった雪をかきわける車の前の部分につける機具がすでに売りに出されている始末。。。
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一方、コロラドではクリスマス前から寒波が襲いクリスマス前に空港が閉鎖、未だに大雪が続いている模様。又、南部のニューメキシコでも雪が降るなど、全米各地で例年にない冬となっている。

後記:
この暖冬のせいで、米北東部とカナダで生産される「アイスワイン」が苦境にたっているとのこと。
凍結したブドウを収穫して圧搾し作る甘いデザートワインのアイスワインは、氷点下で凍結することでブドウの自然な甘味と酸味が濃縮され糖度は標準のワインの2~3倍になるが、通常のワインの4倍の量のブドウが必要となる。通常12月に収穫されるが、カナダでは華氏17度以下で収穫したものと規定されているおり、収穫時期が遅過ぎればブドウが乾燥して使用できなくなる為、無事収穫し製造されるかどうか危惧されている。