一昨日のバレンタインデー2月14に日には、中西部を襲っていた寒波が東海岸にやってきて、マンハッタンにも3インチ程度(約8センチ)の積雪となった。

セントラルパークの雪景色
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2週間前から気温が下がりハドソン川は一部凍結 除雪車が雪をはしの車道一車線へ雪を押しのけて行く セントラルパークのリスは餌探しに大忙し

この冬は本当に降雪が少なく、年を明けてからも降雪がない記録を樹立した年でもあり、雪は降っても積雪には到らなかったがようやくと言ったところか。
昨年2月の観測史上始まって以来の降雪68センチの時には NY観測史上最高の豪雪 (2月13日'06) 交通マヒなどそれはそれは大騒ぎをしたが、わずか8センチ程度でも空のダイヤなど大きく影響を受け、雪に弱い都市を再露呈。

2月14日は全国的に見ても13州の公立学校が休校となり、折悪しくバレンタインデーだった為、花屋は年間の売り上げの3分の1を稼ぐこの日に寒波到来で商売があがったり、20年前以来の最悪のバレンタインデーだったとか。

JFK空港から JetBlue社の飛行機で旅行を考えていた人達は受難。格安航空券で人気の JetBlue社だが、10機の航空機がJFK空港から悪天候の為に飛び立てず、乗客を乗せたままひたすら待つこと10時間。格安航空機の為、駄菓子程度しか常備しておらず、トイレは詰まり、あげくの果てにはヒーターやエアコンもつかず、乗客が携帯電話で機内の悲惨な様子を写してテレビ局に救助要請の電話をするなどしたとか。
何時間機内で利発着便の乗客を待機させるかという連邦政府の規定がない為、JetBlueとしては待てば離陸できると間違った判断を下したのが原因で、そのうちに着陸機がどんどん飛行場に到着し、登場ゲートの一部が凍って使えず麻痺状態になったとのこと。
結局払い戻しとそれぞれの行き先への往復航空券をJetBlue社がもつことに。しかし、こちらは19日(月)がプレジデントデーという祭日で一週間学校が休みの所もあるなどめったとない春休みであったはずと報道されていた。

もっと悲惨だったのは、ペンシルベニアの国道78号線でのトレーラーの事故により、80キロメートルに渡る渋滞で最高22時間もの間車の中に閉じ込められ、脱水症状を防ぐ為に車の人達は雪を食べていたとか。。。