オフブロードウェイのオルター(アルター?)ボーイズを観に。
バックストリートボーイズを彷彿とさせるような5人の若者のコンサートのようなミュージカル。90分の間にインターミッションもなく、出演者は5人だけで出ずっぱり。

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2005年春からの上演なので、すでにこの画像のメンバーは全て変わっている。(画像はHPから)

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会場は小劇場が集まっていてシネコンのよう

キリスト教の教会で神父の手伝いをするはずのオルターボーイズだが、NYの地を意識しているのか、メンバーは金髪白人、メキシコ系、ちょっと頭の弱い白人、ゲイ、ユダヤ人という取り合わせ。
キリスト教を歌にのせて伝道するはずが、ユダヤ人が混ざっていることからしておちゃらけた設定だが、メキシコ人には移民問題、ゲイの白人はエピスコパル教会(プロテスタント)を揶揄しつつ自分は(ゲイに対してより厳しい)カトリックだとカミングアウトさせたり、ユダヤ人にはロザリオの代わりにユダヤのダビデの星を持たせたりと、色々な問題が笑いの中にも提議されている。
歌詞の中にもキリスト教の奇跡をパロディ風にしたり、胸の前で十字を切るところではユダヤ人はダビデの星のマークを切ったりと、絶えず会場からは笑い声が起っていた。
アメリカ人のように、より英語やキリスト教とユダヤ教のことなどが判れば、もっと面白かったんだろうとも思うが、軽いのりで十分楽しめるかと。

劇場側が席を埋めるために放出した席を、わずか4ドルで入手したが、今日の観客は3分の一ぐらいしかおらずちょっと寂しい。 いつまで続くか。