127 Lexington Ave (bet. 28th and 29th) New York, NY 10016
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日系のフリーペーパーのパン特集にここのドイツ系パンが紹介されていて食事も出来るとのことで行ってみた。
店内はクリスマス風なんだかバレンタイン風なんだか、とにかく雑多な飾りつけに目が釘付け。
そして何よりシェフのフレデリック氏の風貌たるや、真っ白のカイゼル髭に、長く真っ白な髪を後ろに束ね、コック帽を被っている。
色々なネットのレビューを見ても、このフレデリック氏の人柄が良く書かれているし、日本の雑誌に取り上げられたのでその切抜きがウインドウに貼ってあり、日本語メニューまである親日家の様子。

ランチコース15.95ドルを注文。
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平日のランチタイムだったが、お客さんは誰もおらず。給仕をしてくれるラテン系のお兄ちゃんも愛想が良いが、いかんせん英語もカタコトで会話にならず、メニューはフレデリック氏が直接説明に来た。

飲み物としてミックスベリーのジュースを勧めてくれたのでそれを。
パンは各種あって味は美味しいのだが、時間が経っているようで乾燥している。一緒に出て来たバターも一度溶けかけた物を再度冷蔵庫で冷やしたようで、使いまわし?と疑いたくなってしまう。
冷性スープは今が季節のアメリカンチェリーの甘いスープ。甘いスープは初めてで非常に驚いたが、種まで入っていて手作り感があった。
ソーセージプレートは、総じてしっかりスパイスなどで味付けがされている。ビーツは少し甘めに煮てある。
デザートは選択性ではなく、リンゴのタルトとイチゴのタルトを少しずつ切ってクリームが添えてあったが、良くみると非常に残念なのだがイチゴがカビていた。給仕のお兄ちゃんにクレームしたが、カビという英語が理解してもらえず、一人の友人分には、カビの上に白い粉砂糖がかかって返ってきて、もう一人の友人分も同様だった為再度言うと、今度はその変わりに小さなイチゴのプチケーキが代わりに出された。

他の友人に後から聞いた話では、3年前ぐらいにはあまり混んでいないので穴場的な場所として日本人にも人気店だったとか。
かつては良いお店だったのかも知れないが、フレデリック氏がお歳をめされているようで、少々加齢臭がするような感じもあり、非常に申し訳ないが、店内の清潔感などにも疑いの目を向けてしまう。
友人3人全員とも、マンハッタンにあるお店とは思えない異次元な空間だったね、、、との言葉しか出て来なかった。