いつもは車で通ってしまうだけのFDR(フランクリンDルーズベルト)ドライブだが、それと平行して歩道があるのでイーストエンド界隈とワーズ島に行ってみた。

イーストエンドアヴェニューよりも東側の84丁目~90丁目界隈には Carl Schurz 公園があり、中にはドッグランもあるので犬を連れて散歩に来る人や、芝生に水着姿で日光浴する人や、ベンチに座って本を読む人など、思い思いの休日を過ごしている。
公園の中には、1799年頃に建てられたGRACIE MANSION グレーシーマンションがある。スコットランドからの商人だったグレーシー邸で、1923年~1932年までは博物館となっていたが、現在は今ニューヨークで一番多忙を極めると言って過言ではない?ブルンバーグNY市長の市長公邸となっている。
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      FDRドライブの上にある公園           現在の市長公邸

そのまま少し北上すると、石碑のような物が二つあり、見ると TRIBORO BRIDGE APPROACH とある。トライボローブリッジとは、その名の通り、トライボロー(三つの区)であるマンハッタン区、ブロンクス区、クイーンズ区をつなぐ3つの橋の総称。ここよりもずっと北の125丁目からマンハッタン区側の橋は始まるが、その橋脚のような部分だけが二つ残っていた。以前はこの界隈から橋を作ろうとして足場だけ作りかけたのか、何なんだか良くわからないが。。。
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        まるで石碑?       歩道の横に忽然と立っている

イーストリバーに釣り糸を垂れている人が大勢。中には歩道の欄干に紐をくくりつけている人も多く、その紐の先にはカゴのような物がついていて川に投げ入れていた。
近寄ってみると、親切なお兄ちゃんが収穫物などを見せてくれた。
なんとワタリガニで、まずカゴにエサになる魚の頭と鶏肉のぶつ切りを入れて川に沈め、10分ごとにチェックするとのこと。夏場だけの楽しみだそうで、美味しいよと嬉しそうに言っていた。
果たして、イーストリバーの水質がどうだかは不明だが、、、
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自慢げに見せてくれたワタリガニ      エサの入ったカゴ    釣り糸では小魚が釣れていた 

ワーズ島を結ぶ青い橋は冬場は橋脚の間の橋の部分が上に引き上げられて通行不可となるが、4月~10月の日中開通するという橋。(その橋については、追って「橋のある風景」の書庫で紹介予定)
因みにワーズ島とは、島の左側がマンハッタン、上がブロンクス、右がクイーンズに囲まれた小さな島でトライボローブリッジの中継地点となっている。
島の左下(南西)に位置する歩行者用のワーズアイランド橋を渡る。
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島には大きな精神病院が位置しているのだが、色々な花やラベンダーなどが植わっていて、なんと驚いたことに馬が6頭飼育されていた。病院のヒーリングの為の動物なのか、個人所有なのかは不明。
ワーズ島の北部は Randalls島とがつながっており、そちらには Downing Stadium というスタジアムがあった。
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           遊歩道沿い            馬もノンビリ