早起きをして6時頃に上がる日の出を見に。丁度観に行った岩のある場所には魚が良く集まるとのことで、カワイルカはすでに朝食の真っ最中。
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朝食はフルーツももりだくさんでどれも美味しい。

左の画像:
左側の列を手前から:かぼちゃ、焼いたプランテーン(バナナの一種)、ふかした紫芋、茹でたマンジョーカ、パイナップル、メロン、ジャックフルーツ、スイカ
右側の列を手前から:タピオカで作ったクレープ、ポンテケージョ、パン、スクランブルエッグ、ハム、パン、チーズ
タピオカで作ったクレープ状の物の間にはバターが塗られていて、そこに焼いて非常に甘くなったプランテーン(バナナの一種)をはさんでいただくと美味しい。
ふかした紫芋は芋というよりも、自然に甘く、和菓子のカルカンのよう。
マンジョーカは初めて食べたが、あっさりした芋系の味。
フルーツはジャックフルーツが秀逸。今まで東南アジアで何度となくジャックフルーツを食べて来たが、熟れたジャックフルーツは香りが良く食感はまるでドリアンのようにクリーミーでとても美味。何度もお替りをしてしまった。
驚いたのはパイナップル。パイナップルというと芯の部分が硬いのが当たり前で芯の部分を抜く機械さえあるぐらいだが、ここで熟したパイナップルはこんなに美味しいとは非常に新しい発見だった。芯の部分すら甘くて周りの部分よりも歯ごたえを楽しめて美味しい。

右の画像:
ジュースは左からマンゴ、パッションフルーツ、カシュー
マンゴは、品種改良される前の原種とのこと。パッションフルーツもともて香りが良く、マンゴもパッションフルーツも香りは良いのに甘さがなく、いかに市販のジュースに砂糖が加えられているかが良くわかった。
カシューの果実のジュースは、ほんのりカシューナッツのような香りがするが酸味はなくあっさり。

蛇足:
パイナップルはポルトガル人が入って来る前からすでに原住民が栽培していたとか。
カシュー、アサイ、アセロラ、アボカド、ガラナ(アマゾン流域)は南米原産。パッションフルーツやパパイヤはメキシコが原産。
スイカ、メロンはアフリカ原産。
バナナ、ジャックフルーツ、マンゴは東南アジア原産だが、インドのゴアから船でポルトガル人がもたらした。
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午前中のアクティヴィティとして、ホテルの裏のジャングルを2時間程度トレッキング。
14歳の時に移民され50年?ほどアマゾンにおられる高橋さんが案内してくださるが、その高橋さんの前をブラジル人の地元スタッフが先を歩き、足元の枯葉などの下や周囲に隠れている毒蛇などがいないかチェックしてくれる。

アマゾンの土壌は豊かなように思えて実はそうではなく、15センチほどの腐葉土が堆積しているだけで、土地は痩せている。落葉してから葉は1~2年で腐葉土になるが(北海道などでは20~30年かかるところ)、植物が密集して群生していることもあり日が当たらない。
アマゾンの特徴として、1ヘクタールあたり300種類ほどの植物が生えているが、それほど役に立つ木は多くないとか。
高橋さん一家が移民されたのは戦争後で、日本政府からは25ヘクタールの土地が一家に与えられると言われやって来られたが、実際には25ヘクタールと言っても全くの未踏のジャングルで、まず木の伐採から始めなければならない状況。しかし、日本の動植物とは全く違う為、本当に最初ご苦労をされた様子。切り倒した木の下敷きになって亡くなった人もおられたとか。
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蟻は180種おり、シロアリは移動する際にそのまま道を渡らずトンネルのような物を作ってその中を通っていく トレイルロードに残っていたシロアリのトンネル 棒で幹をたたくと物凄く大きな音がすることから電話の木と言われ、お互いの連絡手段にしていた

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歯を綺麗にする白い樹液 舐めると少々甘め 乾くとゴムのようになる タランチュラの巣穴 肉を棒の先につけておびき出そうとスタッフがしてくれたがあいにくこの時は出て来ず

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約2センチと巨大な蟻トッカンデーラ 南米一の大きさで、噛まれると大人でも24時間は熱を出してしまうほど蟻酸が強い 原住民が体をペイントするのに使った赤い樹液

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    若いヤシの葉で作った草笛 この実に穴を開け中を食べる幼虫を、食べ物がない時には食べられたとのこと。。。

他にも、抗生物質代わりに使われた白い樹液は、赤ちゃんのミルク不足の時にも使われた。
ヤシの葉で家の屋根や壁をふくが、すでに開いたヤシの葉ではダメなので、未だ若くて閉じたままの葉を手で開けて使う。
数え切れないほどの毒蛇がおり、頭が三角など色々と見分け方があるが、人間を見ても逃げないものはまず毒蛇と思って良いとのこと。
動物は人間の匂いを感じるので、人間の匂いを消す薬草などを身体に塗る。
蚊対策として、ある種類のシロアリをすりつぶすと柑橘系の匂いがしてそれを身体に塗れば蚊は来ないと、実際にそのシロアリの巣に手を出して無数のシロアリを手につけつぶし、匂いをかがせてくれたが、虫除けスプレー持参の我々には出来ない虫除け方法かも。。。

眺望の良い場所からアマゾン川(ネグロ川)を臨む。アマゾン河口から1700キロメートルも上流のこの場所でありながら海抜はわずか40メートル、ホテルの裏山の見晴しの良い場所で70メートル。川の対岸の中洲までは6キロ。中州だけでも東京都の5倍の大きさがあるとか。
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