アレナル火山山麓を後にして、カリブ海へ。

途中未だ暗い中、イグアナが多く居る木があるからとドライバーさんが寄ってくれた。懐中電灯で照らすとあちこちの枝にいて、まるでイグアナが木になっているかのよう。
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公大なバナナのプランテーションを通過して行く。今まで大西洋側や山麓ではコスタリカの人達は白人系ばかりに出会ったが、バナナのプランテーションなどが盛んなカリブ海沿いには、アフリカから当時奴隷が労働力として連れて来られた為アフリカ系の人達が現在も多いとのこと。確か、グアテマラもそうだったかと。
バナナは出荷までの1~2週間は青いビニールシートにかけ殺虫してから出荷される。
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陸路2時間の後は、目的地のトルトゥゲーロ国立公園には道路がないので、水路で行くことに。
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ホテルなどへの物資もボートで運ぶことになる。
途中、牛達が草をはんでいたが、コスタリカの牛には耳の長い牛と普通の牛とがいる。昔、ロバとかけあわされたことから、こんな長い耳の牛が生まれたとのこと。
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水路を1時間半程度行き、Pachira Lodge ホテルに到着。ホテルの庭の木々にホエザルがやって来て吠えていたり、蝶や鳥などがやってきていた。ホテルのダイニングにも迷い込んだブルーモルフォが居た。
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         ブルーモルフォ         ポストマン The Postman
オレンジ色の蝶は Julia と呼ばれるもの?
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川を渡って、トルトゥゲーロの街へ。人口1200人。
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ここは100年前まではウミガメのハンティングだった場所で、その鼈甲や卵が採られていた。全くのウソなのだがウミガメにまつわる悪い伝説などもあり、毎日100匹が殺されていたとか。
50年前にこの一体を公園にしてミドリウミガメの保護に力を入れるようになった。
メスのみ産卵の為、7月末~9月頃に10分ほどかけて砂浜を歩き、2時間~2時間半かけて約100個の卵を産む。一匹は3~4年ごとに、一生の間に6~7回産卵すると言われている。卵からは約2か月して子供が生まれるが、生存率は約1%と言われている。
産卵時を見学することも出来るが、その時期は、砂浜にはパークレンジャー1人が観察し、産卵が始まると10人までの観光客を1グループにした別のレンジャーが浜に居る人の案内で観に行くしくみとなっていて、その時には浜は普通に歩くことは出来ない。
今でもウミガメの孵化した後の卵の殻が落ちていた。
小さな博物館では、15分ごとにウミガメの歴史について上映している。
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カリブ海というと皆が青い海に青い空に白い砂浜を想像するだろうがと、ガイドをしてくれた人は言っていたが、火山灰による砂浜の為に砂浜は黒く、カリブ海からやってくる大量の湿気によりコスタリカのカリブ海側は雨や曇りが非常い多いとのこと。海にはサメも多いので遊泳には向かない。
海辺をペリカンの群れが飛んでいた。
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コスタリカという国の特徴のひとつに軍隊を持たない点がある。そして教育に力を入れているおかげで、識字率は96%を誇り、小さな街でも必ず小学校~高校まであるとのこと。
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