今期のバスケットのチケットは、昨年末に行われたNJネッツの試合とNYニックスの試合を以前に購入していたが、急遽旅行の予定が入り、2度ともチケットを友人にあげることとなってしまったので、今期は初めての観戦となった。

NJネッツの大黒柱のポイントガードであるジェイソン・キッドがオールスター後にダラスマーべリックスにトレードされ、未だにキッドショックが続いている感が否めないNJネッツ。
以前はNJネッツのホームであるアリーナの正面入り口に左はヴィンス・カーター、右にはキッドの巨大な画像があったはずが、右側が無くなっているのが悲しい限り。。。
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   正面右にあったキッドのかつての姿    左のカーターに対し右側は今は真白状態・・・

このトレードにはキッドとアレンの2選手をNJネッツが放出する代わりに、ダラスマーべリックスがデビン・ハリス、デサガナ・ディオップ、トレントン・ハッセル、モーリス・エイガー、キース・バンホーンの5選手を出し、2件のドラフト指名権と現金をNJネッツが入手したという非常に大きなトレードだった。
キッドなき後のポイントガードをマーカス・ウイリアムズが務めていたが、ダラスのポイントガードであるデビン・ハリスが来たことで、NJネッツは彼を新しいスター選手として大々的に宣伝しようとしており、今回の試合には先着5000名に彼のTシャツが配られ、試合開始前にはインタビューやサインに応じるなどしていた。
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       サインに応じるデビン・ハリス          Tシャツとチアスティック

最初はもとのポイントガードのマーカス・ウイリアムズが出ていたが、1st Quarterですでにファウルを2度取られてしまったので、すぐにデビン・ハリスに交代。とたん、観客は大歓声でハリスを迎えていたが、マーカス・ウイリアムズが少々気の毒な感じがした。
が、実際にハリスがプレイするとゲームがしまり、彼自身も3ポイントシュートが打てるなど、各段の差があるように見て取れた。
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ヴィンス・カーターは後半良く頑張っていた。
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ルーキーのショーン・ウイリアムズと仲良くウオーミングアップ中のカーター     カーターのシュートはなかなか格好良い

RJことリチャード・ジェファーソンも良く頑張っていた。
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しかし、、、現在東地区のアトランティックディヴィジョンで26勝32敗と3位タイのNJネッツに対し、昨シーズン(2006-2007年シーズン)で優勝を果たし、現在西地区のサウスウエスト地区で40勝17敗の1位のサンアントニオ・スパーズでは各段の差。
サンアントニオ・スパーズのポイントガードであるトニー・パーカーにはハリスがディフェンスとしてついていたが、それでもパーカーの素晴らしいプレイに会場からはため息が出るほど。さすがは昨シーズンの覇者のチームのポイントガードでMVPに選ばれただけのことはある。
因みに、パーカーは「デスペレートな妻達」で有名なエヴァ・ロンゴリアと結婚したことでも有名。今回は、さすがに遠征先にまで彼女が付いて来ていなかったのは残念。
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ダンカンも、ジノブリもやはり凄い。ジノブリは実際に大きいがそれを感じさせないぐらいの良い動きだった。
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ダンカン(右)のディフェンスにつくクリスティッチ(中)とジェファーソン(左) ジノブリのフリースロー時、チアスティックを振り妨害しようと懸命のNJネッツファンだが、ジノブリは失敗せず…

試合は、終始サンアントニオ・スパーズがリードし、10点差程度の開きのままで、たまに6点ほどに近づいたかと思うと引き離される。パーカー、ダンカン、ジノブリと3人揃ったのは 4th Quarter になってからという状態なのだが。。。
結果はサンアントニオ・スパーズが93対83で勝利。
あまりに試合巧者なので、本当はもっと点差が開いてもおかしくないゲームのように感じられたが、NJネッツのファンに配慮して絶えず10点程度の差で試合を運んだように思えるぐらいだった。
毎年プレイオフのゲーム観戦を楽しみにしていたが、ネッツはこの敗退で4位に落ち、プレイオフ進出がますます厳しい状態に。。。