4日間行われたランランとNYフィルのコンサートの最終日に行ってみた。
初日の水曜の午前中にリハーサルを観ているので(その様子は こちら )、出来ればその違いなどが判ればと。

指揮: Leonard Slatkin
○ Tan Dun Piano Concerto (2008 World Premiere)
○ Stravinsky L'Oiseau de feu (The Firebird, coplete)

最初に、Steven Stucky 氏が登場して作曲間のタン・ダン Tan Dun氏の話をし、そのリハーサルでは1000人以上が集まったとの報告。
その後、正面スクリーンにタン・ダン氏が映し出され、今回ワールド・プレミアとなる彼のピアノコンチェルトについてのインタビュー映像が流された。
タン・ダン氏曰く、20世紀にはプロコフィエフなどの素晴らしい作曲家が存在するので、彼自身は何を作曲するかと考えた時に自分の好きな物を音楽にしたいと考え、それはマーシャルアートだったと。
静かに力を貯めて発散するそのマーシャルアートを表現するべく作曲したとのこと。
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(画像はタン・ダン氏HPより)

リハーサルと異なり、前半がランランのピアノコンチェルトだったが、観客は特にピアノのソロ部分になると耳をそばだてるように聴き入っていて、終了するとすぐにスタンディングオベーションになった。
後半の火の鳥はなかなかの迫力で良かったが、久しぶりに Avery Fisher Hall のオーケストラ席の後方で聴いた為か、誰かが足を組み合えるなどして足をわずかに動かしても靴のかかとが板張りの床にぶつかる音が聞こえてきて、いささか雑音に。