ロイヤル通り沿いにある何気ないカフェが良い雰囲気だったので軽い朝食をそこですることに。
1

この地ならではのお墓見学ツアーが朝からあるので参加してみた。フレンチクオーターから徒歩で行けるセントルイス墓地NO.1までのウオーキングツアー。
以前はフレンチクオーター内にお墓があったそうだが、大火で5時間の間に6000人もの死者を出し、墓地が足らなくなって、1820年に作られたとか。現在はここがニューオーリンズ最古のお墓となっている。
海抜よりも低い土地の為、地下に埋葬するのではなく、築山式の墓地となっており、土台はレンガでその上にしっくりを塗ったものが多いが、大きな石造りの物もある。
1820年頃にブードゥ教の占い師としてニューオーリンズにブードゥ教を広めたマリー・ラボーのお墓もある。(画像右)
1 2

あまりに古くて朽ちかけているお墓や、団地式の庶民のお墓もある。
1 2

因みに、アメリカに於ける人気お墓ベスト3は、一位がエルビス・プレスリー、二位がジョン・F・ケネディ、三位がマリリン・モンローで、その後に戦没者のお墓になるとのこと。

朝のツアーと言えども結構蒸し暑かったので、戻ってきて昼食前にちょっとクールダウンする為に、米国で最古のバーであるオールド・アブサン・ハウスへ。
OLD ABSINTHE HOUSE
 240 Bourbon st
 504-523-3181
1806年から営業しており、禁酒法時代もモグリで営業していたという歴史あるバー。店内の天井からはアメフトのヘルメットなどが下がっており、壁には来訪者の名刺がベタベタと貼られている。
1 2

1
ビールの ABITA の生と、モヒートを。
ここのモヒートは9ドルしたが、値段に見合うよう量も多ければミントの葉がたくさん入っていて美味しい。

せっかく来たのだからやはり屋号のアブサンを頼まねばということでお願いした。16ドル。
アブサンにも3種類あるがどれにするか?と言われたので、お勧めのフランス産のペルノーを。このペルノーは、120プルーフ以上、つまり60度以上あるとのこと。
2 1 3
①ストレーナーの上に置いた角砂糖の上からアブサンを注ぐ     ②それに火をつける ③上からミネラルウオーターをかけるといきなり白濁
1
④残った砂糖をしっかりかき混ぜて出来あがり

アブサンとは wikipediaより

フランス語 absinthe は、フランス、スイス、チェコ、スペインを中心にヨーロッパ各国で作られている、薬草系リキュールの一つで、ニガヨモギ、アニス、ウイキョウ等を中心に複数のハーブ、スパイスが主成分である。
フランス語での発音はアプサント。英語ではアブシンス。アブサント、アプサンとも。名前はニガヨモギの学名 Artemisia absinthium から。
日本では、有名な商品名であるペルノー(仏:pernod)を一般名詞的に呼ぶ場合がある。ペルノーという呼び方は、同社のもう一つの有名な商品であるアニス酒を指す事もある。

禁止前
元々はスイスのヴェルト・トラ・ヴェルで作られていたニガヨモギを原料とした薬を医師ピエール・オーディナーレが蒸留を応用し独自の処方を発案、彼はその製法を1797年にアンリ・ルイ・ペルノーに売却。ペルノーが商品化した。特に、19世紀フランスの芸術家達によって愛飲され、作品の題材とされた。
安価なアルコールだったために多数の中毒者・犯罪者を出した事でも知られる。アブサン中毒で身を滅ぼした有名人としては、詩人ヴェルレーヌや画家ロートレックが居る。

禁止
ニガヨモギの香味成分であるツヨンにより幻覚等の向精神作用が引き起こされるとされ(現在ではツヨンが原因によるアブサン中毒は疑問視されている)、19世紀初頭、フランス(1915年3月17日)を中心にスイス・ドイツ・アメリカなどでアブサンの製造・流通・販売は禁止された。
このため、ニガヨモギを用いないアブサンの代替品として、パスティス(仏:se pastiser 似せる、を由来とする)が製造された。販売を目的としない小規模な製造に付いてはほとんど取り締まりがなかったため、フランス・スイス等を中心とする欧州の各地に自家用のアブサン醸造家が存在した。
一方、スペインなど禁止されていない国もあった。日本でもニガヨモギ抽出物が食品添加物(既存添加物)として使用が許可されていたため、ペルノーが一般的な流通ルートで輸入されており、サントリーなどの国産品もあり、洋酒販売店やバーにおいてはそれほど珍しい酒ではなかった。

解禁
その後、1981年にWHOが、ツヨン残存許容量が10ppm以下(ビター系リキュールは35ppm以下)なら承認するとしたため、製造が復活。禁止国であったスイスでも2005年3月1日に正式に解禁された。


友人お勧めののんびりパテオでビュッフェ式のブランチが出来るレストランへ。
CURT OF THE TWO SISTERS
 613 Royal st
 504-522-7261
木漏れ日の中、カリフォルニアスパークリングワイン28ドルを片手にのんびり最後の食事を。冷房の利いた室内もあるが、空を木々の葉が覆っているのであまり暑さを感じない。
また、お店からお店の由来などを書いたウチワもくれる。
静かなジャズの生演奏もあってなかなか良い。
1 2
ビュッフェは、牡蠣など生ものはないが、色々なケイジャン料理やクレオール料理などが並び、今まで食べて来たものの集大成と言ったところか。