サンクスギビング明けの3連休を利用して、メイン州にロブスターを食べに行くことにした。
(英語では「メーン」と発音するが、日本語では「メイン州」となっているので、そのように表記)
メイン州はアメリカ合衆国の本土では一番東に位置し、緯度でいくとカナダのトロントよりも北。本来は夏の避暑などに行く場所ではあるが、なかなか時間がとれないので、今回行くことになった。
1 画像wikipediaより

マンハッタンから途中休憩を入れつつ車で約4時間半でマサチューセッツ州との州境にあるキッタリー Kittery に到着。
まずは遅いお昼を。

WEATHERVANE
306 US Route 1, Kittery, ME 03904
207-439-0330
www.weathervaneseafoods.com

アウトレットモールの中にあるシーフードレストラン。
ロブスターを食べる為のエプロンには、食べ方が出ているのだが、首にエプロンをかけて見易いように、絵は上下逆になっているのが面白かった。つまり、画像の下側が首に巻きつける側となる。
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クラムのフライ(ハーフサイズ)と、ロブスター2匹を。いずれも時価とのこと。
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ロブスターは柔らかく茹でてあり、美味しい。
驚いたのはお値段。クラムは11.95ドル、ロブスターは2匹で26.95ドルだった。このロブスターをマンハッタンで食べようものなら、倍はするのではなかろうかと。


キッタリーから一路、メイン州で一番大きな街であるポートランド Portland へ。

SUSHI SAPPORO
230 Commercial street, Union Wharf, Portland, ME 04101
207-772-1233
www.sappororestaurant.com

マンハッタンにあるお寿司屋さんの 寿司麻布 で出されたり、NYやNJの日系スーパーで売っていたメーン州産の塩水にだけ漬けたウニが結構美味しい。
せっかくメイン州にまで来たのだからそのウニを食べたいと思ったのだが、アメリカ系レストランではロブスターや牡蠣はあってもウニはないようだったので、日系のお寿司屋さんに行ってみた。
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突き出しはきゅうりと大根に鰹節を混ぜた酢の物。月桂冠の梅酒と共に。
お店のオーナーさんらしき方や日本人の店員さん(息子さん?)がおられたが、カウンターの3人の職人さんはいずれもアジア系の外国人。ウニ、しま鯵、鯛はお刺身とし、ロブスターだけはすでに茹でてある物とのことなのでお寿司だとどうなるのか試しに食べてみた。
ロブスターは普通。ただ、シャリがやはり、、、 まるで回転寿司の機械で握ったシャリのように量が多くて堅くぎゅっと握られていて、お寿司屋さんのシャリとは思えない。
しかし、お刺身各種は美味しかった。ウニは、メイン州産(5.95ドル)とあったが、日本の築地に輸出するべくすでにパックになった物だったので、塩水ウニではなくミョウバンが入っていると書いてあるパックのものを使っておられたが、それでも美味しい。ミョウバン味が全然強くなく、新鮮なウニだとこうも弾力が良いのかと驚かされた。
鯛は皮の部分だけ炙ってあり、香ばしく出来ていていいける。
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板前さんがエンガワがあるよと勧めてくれたので、それとウニをアンコール注文。
エンガワは相当大きなヒラメのようで、エンガワも分厚く、コリコリした食感が良かった。


LOBSTER CO
180 Commercial street, Portland, ME
207-775-2112
www.portlandlobsterco.com

やはり、ロブスターを食べなくてはと、お寿司屋さんを早々に切り上げ、続いてロブスター専門の簡易なお店へ梯子。
非常にカジュアルでカウンターで注文すると、生簀から取り出して茹でてくれる。
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重さによって値段が異なり、お昼に食べた時は2匹がセットになった物だったので、今度は一番重い2ポンド(約908グラム)の物を注文。41.99ドル。
白のグラスワイン4.67ドルと共に。
お昼はオスだったが、今回はメスを茹でてくれたので、子が入っていた。
茹で方がお昼に食べた時よりも、より浅い茹で方だったので、テール部分のしこしこした身と、爪の部分の柔らかい身が食べ比べられ、非常に美味しい。尾びれの中の身が好きな人にとっては一番美味しい部分とも言われているが、ロブスター自身が大きいので、尾びれの身が美味しかった。
味噌が非常に美味しい。ただ、茹で方が浅いので、背ワタも未だ固まっておらず黒いイカ墨のようになっていたのには驚いたが。


初日からロブスターやウニ三昧で至福の一日だったかと。