毎年、12月31日の大晦日には、タイムズスクウェアでカウントダウンが行われるが、その際に大きな電光掲示板の上にあるボールがスルスルと降りて来て新年となる。
そのイヴボールがメーシーズで飾られていたので、寄ってみた。イヴボールは、ウオーターフォード製。
(注:現在メーシーズには展示されていないもよう)
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もともとは、1833年にイギリスのグリニッジの Royal Observatory でボールによるイベントが始まったのが由来。
タイムズスクウェアで行われだしたのは、1907年12月31日からで、鉄と木で作られ、25ワットの電球が100個つき、直径が5フィート、重さが700ポンドだった。1920年になって、オリジナルの物から、鉄製の400ポンドの物に変えられた。戦争中の1942年と43年だけは例外で、ライトをつけることはなかったが、鐘が鳴らされ黙祷が捧げられた。1955年になると、重さ150ポンドのアルミニウム製のボールに変えられ、1980年代まで使用され、1981年~88年には、「I LOVE NEW YORK」のキャンペーンのもと、赤いボールに緑の茎をつけてリンゴのようにデザインされたことも。1995年にも新調され、2000年には Waterford Crystal 社のデザインに変えられた。
昨年の2007年は100周年ということもあり、このボールに変えたが、従来のハロゲンから発光ダイオード(LED)に変え、より明るく色が多様となった。
今年は、テーマの「Let There Be Joy 光あれ」ということで72枚の三角形のクリスタルを用いて、より大きな物が制作されたとか。

年末年始にかけて不在と致しますので、一足お先にご挨拶としてマンハッタンの夜景をどうぞ。
今年も大変お世話になりました。良いお年をお迎え下さい。
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後記
31日のカウントダウン時には、摂氏マイナス8度まで気温が下がり、1997年に次ぐ極寒となったが、それでも人出は相変わらずで、終了後には例年と同様、タイムズスクウェア界隈では約42トンのゴミが出たとのこと。