長野の須坂にある人気の温泉宿に行ってみることにした。

仙仁(せに)温泉は、平安時代に山伏によって発見された温泉で、武田信玄や上杉謙信の隠し湯。川中島にも近いことから、川中島の合戦以降に武田信玄の隠し湯になったとされているのだとか。

お昼に須坂に到着。須坂のお蕎麦屋さん 「あがれ家」 でまず昼食を。
続いて、モンドセレクションなどで多数の賞を受賞している須坂でも有名な造り酒屋さんの 「遠藤酒造場」 へ。

その後、2時のチェックインに合わせて仙仁温泉の花仙庵岩の湯へ。
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普通、そのような早いチェックイン時にはあまり未だお客さんがいないかと思うのだが、次々にお客さんが到着してチェックインを待つ。
とにかく予約がなかなかとれないことでも有名なこの温泉旅館。1万坪の敷地に18室の客室というゆとり感が良く、大浴場のほかに、着衣が用意された混浴の洞窟風呂、貸切風呂が4つなどと楽しめる。
我々も半年待っての予約となったが、いかに他のお客さん達がお宿を楽しもうとしているかが良くわかる上、お風呂に入っても、日本では珍しいかと思うのだが、見知らぬお客さんどうし何処から来たかなどと声を掛け合ってフレンドリーな雰囲気。

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ウエルカムとして、まずサツマイモで出来たきんとんと抹茶を。

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お部屋は和室2間とミニ書斎、洋風テラスのある離れとなったが、アメニティグッズで驚いたのはコンタクトレンズ入れがあったり常備薬が置いてあったり、ミニキチネットには電子レンジまで。2つある冷蔵庫のひとつには自家製のナスのお漬物、柿の葉茶がすでに冷蔵庫に入っている。
静かな音楽のCD各種や本も備えられている。

夕食は、海の幸は使わない山里料理懐石を。
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今年獲れたブドウのワイン 香りがブドウジュースで味は酸味があってさっぱり。
須坂遠藤酒造のしぼりたて生酒と、須坂松葉屋酒造の臥龍山などと共に。

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風花のおもてなし:蓮根の素揚げ、銀杏、かぼちゃ、柿の白和え、南蛮入りの酢の物、白身魚の味噌漬け
胡桃豆腐 舞茸、菊菜添え、胡桃豆腐は葛が入っているような食感や香り
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松代蒸し:蕎麦と山芋の蒸し物 ナメタケ添え
山里のお造り:鯉のあらい、信濃雪鱒  鯉のあらいの為の酢味噌は柚子の香りが
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山女の塩焼き 茄子の味噌田楽、パプリカ、ラディッシュ添え  笹の葉の下には墨が入っていて香りが良い。山女は良く火が通っていて頭まで頂けて美味
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ふろふき大根 野沢菜添え  味噌には鶏肉のそぼろが入っている
岩魚の土瓶蒸し 舞茸や銀杏、鶏肉入り
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石焼ステーキか杉の香焼きの選択:お肉は脂身がないフィレでお刺身状態でも食べられるとのこと
杉の香焼きには、墨の上に杉、その上にバレン、リンゴを混ぜた味噌の上に雪鱒、鮭、かぼちゃ、豆腐、パプリカ、キノコなど。大根おろしを味噌に混ぜていただく。
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焼きリンゴ:生クリームには味噌が少々混ぜてあるとのこと
かぶら蒸し 雪鱒、銀杏、ならたけ(別名ぼりぼり)
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岩魚ご飯、野沢菜のたまり漬け、キノコのかき玉汁
デザート:イチゴのアイスクリーム、煮リンゴ、リンゴのチップスなど

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しばらくすると、部屋に夜食が。


4000冊の蔵書のある館内の様子や、30メートルの洞窟風呂や4つの貸切風呂などについては、2日目 で。