名古屋市中区栄1-3-3 名古屋ヒルトンプラザ B1F
052-202-7227
sawasen.com/issare/index.html

リストランテヒロの山田宏巳氏の一番弟子と言う水口秀介氏のお店。
(山田宏巳氏と聞くとそう言えばだいぶ前に事件があったように記憶しているが、このお店のHPには師の名前を掲げておられる。)

ランチは、3500円、5500円、7000円から。
最初に持って来られたメニューは3種類の値段と「本日のパスタ」「本日のメイン」など全く食材などの内容が書かれておらず、値段でまず決めろと言わんばかりだったのには驚いた。こちらからお願いすると3500円のコースの選択肢のメニューを見せてもらえる。
5500円や7000円はシェフのおまかせとなっており、3500円のコースには色々と選択肢があったので、それを選んで2人でシェアして色々と楽しむことにした。

2
プロセコ1200円などと共に。

○前菜 鶏肉の辛子和え、真蛸のカルパッチョを。
1 2
鶏肉の辛子和え(画像左)には、棒々鶏風になっていて、赤キャベツ、大麦、松の実などと和えてあり、上にクレソンが乗る。美味しいが鶏のお味があまり感じられず。
真蛸のカルパッチョ(右)は美味しい。レモン汁と粗塩で味付けされ、ホースラディッシュ、ルッコラ、黒オリーブ、タマネギなどが乗り、サルサヴェルデのようなソースがアクセントに。

○温野菜とホタテのサラダ
1
これは美味しい。
ホタテにはカイエンヌペッパーが軽く振られてソテーしてあるので、ほんの少しピリッと感じる。野菜は、20種類以上もの色々な野菜が入っているそうで、その内容をひとつひとつ確認するのが面白かった。水菜、レタス、サニーレタス、銀杏、栗、コスモスの花弁、花ズッキーニ、ネギ、ルッコラ、ゴボウ、チコリ、シイタケ、むかご、金針菜(カンゾウの一種のユリの蕾)、後は名称のわからないものが数種類あったかと。

○パスタ 真蛸のピリ辛トマトソース、スカンピとサフランを練り込んだ手打ちのキタッラ(四角い断面のパスタ)1000円増しを。
1 2
真蛸のパスタは、結構ピリッと辛めでケッパーベリーも入っており、上にルッコラが乗る。
サフランを練り込んだキタッラには自家製のドライトマトが和えてあるが、噛むとキュッキュッと感じるような食感が美味しい。手長エビ(スカンピ)が1尾半付き、こちらも火の通りが程よく美味。
キタッラ chitarra とはイタリア語でギター。弦を張った道具で弦を使ってパスタを押して切るようにすることから、断面が円形ではなく四角くなる。

○メイン 子羊のロースト、イベリコ豚のロースト1000円増しを。
1 2
子羊のローストは、ニュージーランド産の子羊で、柔らかく脂身も美味しい。ひよこ豆(=ガルバンゾー、=チックピー)のソースが下にあり、奥には青梗菜。
イベリコ豚には等級が3つあるそうだが(担当のお姉さんは4つと言っていたが、、、)、最高級のベジョータとのこと。軽く塩をしてローストされた豚には、同じお皿に塩、胡椒、そして刻んだ大徳寺納豆が乗っており、自分で好きに味付けをして頂く。豚肉自身はもちろん美味しいが、大徳寺納豆を豚のローストに味付けとして食べるのは初めてだったので面白かった。またそれが合う。
大徳寺納豆とは wikipediaより
納豆ではあるが、現代一般的な納豆のような「粘り気があり、糸を引くような納豆」とは異なる。塩味の古来製法の納豆の一種である。風味は味噌や醤に近い。その製法は、麹菌を使用して発酵させ、乾燥後に熟成させたものである。中国から日本に伝来した当初は、「?滓」と呼ばれ、調味料として用いられたと考えられている。

○デザート ブランマンジェ・柿添え、ナッツのタルトとジェラートを。
1 2
ブランマンジェはしっかりアーモンドの味がする。柿のダイス等がつくがそちらは甘過ぎず。
ナッツのタルトはしっかり硬め。フランボワーズとヨーグルトのジェラート添え。

○カプチーノとエスプレッソを。
2

パンは4種類あり、全粒粉の丸いパンと、フォカッチャ3種類で、いずれも結構美味しい。