和歌山市本町4-31
073-422-4806

和歌山市内に行く用事があったので、だったら久しぶりに弥助のなれ寿司を食べたいと買いに行った。

鯖のなれ寿司1本1300円、鯖の早寿司1050円、小鯛の押寿司600円を。

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今回いただいたなれ寿司(画像左)は、未だもっと発酵してくれていても良いと思えるぐらいではあったが、鯖と接している部分のご飯が良い具合に発酵していて、まるでチーズのようで美味。
早寿司(画像右)はなれ寿司とはまた違う鯖の味が楽しめて美味しい。
小鯛の押寿司は、美味しいがあっさりしているので、鯖寿司と一緒だとやや負けてしまうが、これはこれでいける。

馴(なれ)寿司とは(お店のパンフレットより抜粋)

もともと飯を発酵させて魚を保存することから始まり、その魚だけを食したのが寿司の起源だが、室町時代には飯も一緒に食べるようになり、それがそのまま現在まで受け継がれて来たのが紀州のなれ寿司。
有田・日高地方では鯖、串本から新宮にかけてはサンマや鮎とその地方で大漁に獲れる魚を使い、正月や祭に各家庭で漬け込まれた。

弥助のなれ寿司は、1ヶ月以上塩漬けにして一昼夜塩抜きにした鯖を塩飯の上に乗せ、あせの葉で巻きつけて桶に詰め、重石を乗せて10日ほど漬け込んでいる。酢、砂糖、その他調味料を使わず発酵のより酸味や風味を得ている。

早寿司は、近年長い間待たず、酢を用いて一夜で食べるもの。