ヤンゴン市内観光 その3 からの続き

シュエダゴォン・パヤー

イメージ 1

1
ミャンマーで一番有名な仏塔。
言い伝えでは、紀元前585年に建立。約8メートルの小さな仏塔だったそうだが、歴代王の修復や増築により、高さ約99メートル、基壇の円周432メートル、使われている金箔の数だけでも8688枚もある円錐形となった。
そして周囲には大小併せて60以上もの仏塔が並んでいる。
丁度この時は金箔を貼り替えるべく作業をしていて、仏塔中腹から伸ばしたロープづたいに小さな船の形をした入れ物を行き来させている。信者が奉納した金箔をその船に乗せて、仏塔中腹に居る金箔貼りの作業員に届けるものなのだそう。

1 2

1
色々な仏像があるのだが、大小関係なくとにかく煌びやかなこと、この上ない。そして驚くのはその仏陀の光背が電飾になっていて、チカチカと色々な色を発色していること。

1 2
左:翡翠の仏像。
右:面白いなと思ったのは、仏像手前に垂れ下がったロープを引っ張ると、仏像の頭の上に垂れ下がったひらひらした物も付いた大きな布?板?が前後する。暑いので仏像をあおいであげるということなのだそう。
1 2
マハ・ガンタの釣鐘(左)は1778年に、マハ・ティッサダの釣鐘(右)は1824年に鋳造されたもの。
1 2
博物館もいくつか併設されていて、仏塔の一番上にある76カラットのダイヤモンドや、5451個のダイヤ、1383個のルビー、そして色々なブレスレットや指輪などが奉納され仏塔てっぺんにつけられている写真も展示されていた。さすがに地上99メートル上の仏塔てっぺんなので、ダイヤモンドなどは見えなかったが。
1 2
左:マハーボディー寺院はインドのブッダガヤにある寺院を模して造られたもので、四面に仏教説話が描かれている。
右:エレベーターでも上がって来られるのだが、両側にお店のある階段も綺麗。


ヤンゴン19:40発TG306便、バンコク21:35着。
1 2
バンコクで、小腹の虫を抑える為に平内麺のシーフード焼そばと、春雨サラダを。ミャンマー料理と異なり、空港と言えども結構容赦のない辛さはさすがタイ料理。

バンコク00:05発TG644便、名古屋中部07:30着にて帰国。

1
我々二人の我儘を聞きながらずっと一緒に旅行をしてくれたガイドさんはとにかくプレゼント&おごり魔で、我々が興味を示したものを買ってくれたり食べさせてくれたり。
①②男女それぞれの腰巻であるロンジー、③彼女手作りの手提げ袋、④彼女手作りの男女のティッシュケース、⑤彼女手作りの男女の翡翠のブレスレット、⑥彼女手作りの男女の翡翠などを使ったキーホルダー、⑦織元で買ってくれたお財布、⑧スーパーで買ってくれた海老のふりかけ、⑨食べるお茶の葉とそれに混ぜるナッツ類の詰め合わせ、⑩参道で買ってくれたタマリンドの甘酸っぱいお菓子など。

教えてもらったこと諸々

一般ミャンマー人が海外旅行に行くにはビザ申請が大変で高額。比較的タイへは行きやすいが、米国行きなどはとにかくミャンマー政府が厳しく行き辛い。
海外からの旅行者はイタリア人、続いてフランス人が多く、アジア人では中国人やタイ人が多い。

夫婦は別姓で、子供は父方の苗字を名乗る。名前はミャンマーの伝統暦の八曜日に基づいた名前となるので、名前を見ればその人が何曜日生まれかわかるとのこと。

ブータンなどと異なり、お坊さんでも肉や魚を食べるミャンマーだが、活け作りなどは絶対食べない。値段は鹿肉が一番高価で、次に高価な順として、山羊肉、羊肉、豚肉、鶏肉、そして牛肉が一番お安いのだとか。

ガソリンは1ガロン(約3.8リットル)あたり約6米ドル相当。車の値段は中古のマークII で約5万ドル。
不思議に思ったのは、右側通行なのに右側にハンドルの車がほとんど。日本車が多いからなのか理由は良くわからないが、追い抜く時に運転手さんは対向車線を見辛そうにしていた。

平均年収が200ドルと言われる最貧国のひとつでもあるが、ヤンゴンの都市部では、割と良い集合住宅を購入した場合に5万ドル、賃貸だと月々5ドル~50ドルぐらい。また、賃貸の場合、半年分を前払いしなければならない。
高額収入者は、政府関係者、医者、大学教授など。警官や一平卒の軍人の収入は低い。

子供の数は1家族に1~3名ぐらいが平均だが、田舎は多い。
小学校・中学校は義務教育だが無料ではない。ヤンゴンにはエリート幼稚園があり、英語教育も行われていて、月々200ドルほどの授業料がかかる。

アウンサン・スーチーさんのことは、公安がいるので公の場所などでは彼女の名前を出した話は出来ないが、国民は皆彼女のことが大好き。彼女が軟禁されている自宅はインヤー湖畔にあるが、周辺の道路には徒歩のミャンマー人も一般のバスなども近づけないよう迂回させられる。彼女のニュースなどはテレビにも新聞にも載らない。昨年米国人ジャーナリストが彼女の家に侵入し、彼女がその人と面会したという事件があったが、その米国人にミャンマー政府があえてそうさせて、よりアウンサン・スーチーさんをミャンマー政府が監視することを目的としたのではないか?と言われているのだとか。。。