昔は兵庫県の三田に牡丹鍋を良く食べに行ったものだが、ひさしく食べていなかったので、牡丹鍋(この地方ではしし鍋と言うらしい)を食べたくて行ってみた。だが、イノシシのみならず、色々なお肉が食べられるお店だった。

まず、お鍋が煮えるまでに熊の刺身1200円を。
1
脂身が多いこともあるが、まるでクジラベーコンでも食べているような印象。生姜醤油とネギで頂くが、臭みを感じなかったので、ネギや生姜は不要と思ったほど。

山賊五獣士鍋一人5250円で、画像は二人前。
五獣というだけあって、お肉は5種類。
1 1
1
画像左:手前のサシが丸く入っているのがイノシシ、左奥の赤身がシカ、右がクマ。
画像右:左側が野生のカモ、右がキジ。

いかに今までフレンチのジビエ等で食べていたシカ肉が上品だったかがわかるぐらいに、ワイルドなお味。獣臭とでも表現すべきかどうかはわからないが、この5種類の中では一番シカが味噌味の鍋で煮込んでいても存在感。その点、イノシシはまるで豚肉のようで食べやすい。クマはお刺身でいただいたものよりも脂身の比率が違うからかややワイルド感あり。
合鴨などを普段は良く食べているが、なるほど合鴨が野生のマガモを食べやすく家禽化されたアヒルとかけあわせた種であると実感。野生のカモは、シカのワイルド感とはまた違った鴨の味が凝縮されているような風味。
キジは、しっかり運動している鶏のお肉に近い印象。

八丁味噌味のスープに入れ、うどんもついているが、好みでご飯を食べるか雑炊にしても良し。
高級中華料理ではクマの右の手のひら料理があり、ほとんど脂身のようなものと聞いていたが、私は今まで食べたことがなかったので、今回が初めてのクマ体験となった。


大垣市上石津町前ヶ瀬5-4
0584-45-2941