名古屋名物のひとつである味噌煮込みうどん。
その味噌煮込みうどんで有名なお店は「山本屋」と思っていたが、実は「山本屋本店」と「山本屋総本家」の2つがあるというのは、名古屋人でも混同していて良くわかっていない人が多い。(厳密に言うと3系統あり、「大久手山本屋」もあるのだそう。)
以前に山本屋総本家は食べたので(その様子は こちら )、今度は「山本屋本店」の本店に行ってみようかと。

冬季限定の牡蠣入り味噌煮込みうどん2100円、特選黒豚入り味噌煮込みうどん1945円を。
うどんの硬さの好みも聞いてくれるのが良かった。
お味噌は3年醸造した赤味噌と白味噌とザラメと出汁を合わせているのだとか。

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牡蠣入り味噌煮込みうどん


牡蠣は宮城県南三陸沖から3年物の牡蠣で、毎日空輸で運ばれて来るもの。
火が通っているのにそれでも大きく美味で6個入っていた。





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   特選黒豚入り味噌煮込みうどん

黒豚は、特製ダレに仕込んだ鹿児島県産の黒豚ロース。程よい脂身で甘味があり、その脂が味噌のスープがしみ出て通常の味噌煮込みのスープとはまた違う。




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驚いたのは、お漬物が食べ放題になっていて、継ぎ足してもらえるのも良い。







「山本屋総本家」とは違うのかとお店の人に聞いてみたところ、「違うように聞いております」と。
総本家と本店、どう違うのか、私なりに調べてみた。

歴史
本 店
明治40年に名古屋中村で創業との説があるが、代々一家が続けた店ではないので不明との説も。

総本家 
大正14年名古屋大須に初代店主である島本万吉と妻きぬによって 「山本屋」という屋号を買い取り開業したのがはじまり。昭和24年、初代店主のもと、町田守一の妻雪枝が奉公で勤めていたことをきっかけに、戦後屋号を譲り受け、名古屋市中区南呉服町2丁目7番地にて開店。昭和30年矢場町2丁目(現在の栄3丁目)に移管。昭和50年株式会社山本屋総本家に社名を変更。

店舗
本 店
「大門本店」を含めて13店舗(愛知以外岐阜に2支店)。 大門本店、名古屋駅前店、エスカ店、ルーセントタワー店、栄本町通店、栄中日ビル店、守山店、桜山店、名古屋インター南店、広小路伏見店、栄中央店、岐阜柳ヶ瀬店、一宮インター北店。

総本家
「山本屋総本家」の本家を含め12店舗(東京に3支店)。 本家、名鉄店、松坂屋店、タワーズ店、壇渓店、星崎店、江南店、山水店、豊橋丸栄店、神田和泉店、浅草雷門店、人形町店。

お値段
本 店  すでに卵が入っていて1050円

総本家
 卵が入らない普通煮込976円、卵が入ると1029円

本 店  真水と小麦のみ。ゆで方の硬さを聞いてくれる+お漬物が食べ放題

総本家 打ち粉に「そば粉」を使用


結局、どちらも美味しいということに変わりはないようだが。

名古屋市中村区太閤通6-5
052-482-2428
www.yamamotoyahonten.co.jp/yamamotoya.html