岐阜県下の花めぐりとして、高山市の荘川桜ひるがの高原の水芭蕉大垣の藤 を観に行くことにした。

荘川桜

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すでに満開は過ぎていたが、桜吹雪が舞ってなかなか綺麗だった。それでも今年は開花時期が遅れていたそうで、昨年は4月26日頃が見頃だったが、今年は5月6日頃だったそうだ。
荘川桜 wikipediaより 
御母衣ダム湖岸にある樹齢四百年と推定されるサクラの古木。岐阜県指定天然記念物。照蓮寺荘川桜、光輪寺荘川桜、荘川桜二世の三本がある。
1960年のダム建設時、水没する予定の照蓮寺と光輪寺の庭にあった二本の古木が移植された。
アズマヒガンザクラという野生種の桜で、ごく淡いピンク色の花弁とごつごつした幹が特徴。樹高約20メートル、幹囲目通り約6メートル。

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ダム湖からははるか雪を頂いた山も望める。

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庄川沿いでは、未だ未だ桜が綺麗だった。

荘川と言えば蕎麦街道ということで、お蕎麦を食べに。その様子は こちら

ひるがの高原 水芭蕉など

ひるがの高原にあるスキー場、ひるがの湿原植物園へ。

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水芭蕉は、ウスリー、カムチャッカの北方系植物で、氷河期の残留植物であると言われている。
水芭蕉が満開。ツクシも一緒に生えていた。

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スキー場のゲレンデには水仙やこぶしの花なども満開。大日ヶ岳には未だ雪が残っていた。

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ザゼンソウ、リュウギンカ、ショウジョウバカマ。
ザゼンソウは、水芭蕉と同様にサトイモ科。花は葉に先だって開き、熱と匂いを発して虫を引き寄せ花粉を運んでもらう。水芭蕉の葉が楕円形なのに対し、ザゼンソウの葉はハート型。ショウジョウバカマは、多年草で、葉の先端に小苗ができるのだとか。
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桜の花びらが水芭蕉にひらひらとかかっていた。
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分水嶺
標高875.95メートル。西の1709メートルの大日ヶ岳からの清流がひるがの峠で分かれ、南は長良川の源流となって濃尾平野から太平洋へ、北は庄川となって御母衣ダムを経て日本海へ。
ひるがの湿原
標高約900メートルにあり、戦後に大規模な開拓が始まる前は高原全体の約2キロ四方が一つの大きな湿原で、湿原が出来たのは7000年以上前と考えられている。泥炭が厚く堆積している湿原である高層湿原は、深い所では3メートルにも達し、本州最南。作物が育たないほどの自然環境の為に長らく人は住めず、昭和になって開拓が始まり湿原はほとんどが埋め立てられ、今では数%しか残っていない。水芭蕉などの北方湿原植物の南限でもある。

大垣 赤坂スポーツ公園の藤

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ここまで凄い藤棚を観たのは初めて。
大きなグラウンドの四方を囲むように作られた藤棚。3品種215本の藤による藤棚は、延長840メートル、面積にして約4430平方メートルと、東海地方では最大級。他にも色々な種類の藤があり、全部で22品種275本なのだそう。
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藤の棚の回廊ずたいに歩くと、何とも言えないかぐわしい香りに包まれた。

もう一つ驚いたのが、駐車場も無料な上、全く混んでいなかったこと。ゆっくり藤を堪能出来たのが非常に良かった。

そして、やはり花より団子、途中スウィーツを求めて ヌーヴシュシュ・アー へ立ち寄ったりもし、充実した一日となった。