表参道ヒルズ
2006年にオープンした表参道ヒルズ。昨年東京に行った時には表参道に寄れなかったので、私の中では未だ同潤会アパートがあった表参道の姿しか記憶にない為、その変貌ぶりを観に行くことにした。(同潤会アパートとは、関東大震災後に発足した財団法人同潤会が東京・横浜に建設した鉄筋コンクリート造の集合住宅のこと)

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全長は約250メートルで、地上6階、地下6階。西館、本館と同潤館からなり、地下3階から地上3階は有名ブランドなどが入居する商業施設、4階以上は住居施設となっている。
表参道が坂になっているので、その傾斜にあわせて床をスロープ状に傾斜させている。本館内部は6層分の吹き抜け構造になっていて、そのまわりでは「スパイラルスロープ」と呼ばれる通路がらせん状につながっている。つまり、ぐるっと回っても同じ階の同じ所には戻れない。

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東端の一棟を安藤忠雄氏の設計により、以前の同潤会アパートの外観が忠実に再現され、同潤館と名づけられて内部は店舗利用されている部分もあった。(右側の建物)
ふと見ると、歩道橋を渡るモデルのJOYがスタッフと歩いていた。
六本木ヒルズ
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六本木ヒルズは、江戸時代に長府毛利家上屋敷だった場所で、赤穂浪士の武林唯七ら7人が切腹した場所でもある。長府藩(長門府中藩)出身の乃木希典もここで生まれ(東京都旧跡)、他に4つの寺院があった。
明治時代には、法律家の増島六一郎(中央大学の前身である英吉利法律学校の創立者の1人で初代校長)の邸宅になった。第二次世界大戦の戦災に遭った後、1952年にニッカウヰスキーの工場、後に日本教育テレビ(NETテレビ、そして後の全国朝日放送→テレビ朝日)の敷地となった。

IT企業で有名な方々など俗に言うヒルズ族が住む超高級マンション(手前の茶色いビル2棟)もすぐそばにある。
六本木ヒルズ森タワービルは54階建てで、238メートル。
六本木ヒルズが出来た2003年には未だ東京に住んでいたので、何度となく行っていたが、屋上に上がったことがなかったので今回初めて行ってみた。オープンエア展望台としては都心一の高さ(海抜270メートル)を誇るスカイデッキがあり、東京タワーの特別展望台以上の高さとなる。
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東京タワーに取って代わる目下建設中のスカイツリーもはるか彼方(左の奥)にかすかに見える。
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徐々に太陽が西に傾くと、新宿の高層ビル群が浮かび上がり、ライトが際立って行く。
手前の暗い影部分は青山墓地、その奥の左の暗い部分は代々木公園、右は新宿御苑。
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東京タワー方面もレインボーブリッジなどが綺麗に見えた。

高層ビルから観るNYの夜景も大好きだが、東京の夜景は関東平野の広さを実感できるのが良い。