前日も、有名な「夢の吊橋」に行ってみたが、大井川水系には非常に多くの吊橋がある。(前日の夢の吊橋の風景は こちら) 特に、大井川上流の川根本町には古くから地域の生活の道として使われてきた木造の吊橋が多く、中には平成になってダム湖に誕生した金属製の吊橋までさまざま。
この日は橋巡り、そして大井川鉄道は古く風情があることから、期せずしてロケ地巡りをすることとなった。

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朝食前に、朝の散歩として 猿並(さんなみ)橋 へ。
長さ96メートル、高さ11メートル。対岸の朝日岳(1826メートル)から寸又峡温泉への行き来に猿が並んで渡ったことからこの名前が付けられた。猿並橋は前日にちらっとその様子を上の遊歩道(寸又峡プロムナードコース)から眺めただけだったので、周遊するグリーンシャワーロードから分かれて橋の方に行ってみた。小さいながら寸又川に流れ込む滝を眺めることが出来る。

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途中で出会った花達
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旅館の朝食
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上から時計回りにぜんまい、芋茎(ずいき)=いもがら、お茶の葉の佃煮

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ほうば味噌

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岩魚の干物と蕗 
前夜の岩魚の塩焼きも美味しかったが、これも味が凝縮されていて美味。

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長島ダム&南アルプスあぷとライン
明治43年に小山発電所が造られるに当たり、専用の線路が建設された。一方、それ以前まで山奥で切り出された木材は、大井川に浮かべ島田まで流しながら運ぶ川狩りという方法だったが、ダム建設の為、材木を川に流すことができなくなり、昭和11年からは鉄道による木材輸送が必須となった。
長島ダム事業計画に伴い、大井川鉄道井川線の付け替えとして、アプト式鉄道(赤い電車)が平成2年に開業。日本唯一で日本一の急こう配のこの鉄道は、アプト式という歯車のようなものが急こう配を滑らないように噛み合わせながら走行する。電柱が垂直に立っているので、こう配の度合いがわかるかと。長島ダムの上からは、急こう配を降りていくあぷとラインを臨むことが出来る。

レインボーブリッジ
接阻峡の渓谷にかかるレインボーブリッジは、それは美しい。大井川鉄道の井川線の鉄橋なのだが、歩けるよう歩道も併設されている。東京・お台場のレインボーブリッジも綺麗だが、こちらは自然も手伝っているのが良い。橋の中央に奥大井湖上駅がある。
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小山の吊橋
長さ84メートル、高さ14メートル。映画「ガメラ」に登場(観ていないのでよくわからないが…)。

「徳山光林堂」
でお土産の抹茶羊羹を購入。その様子は こちら

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この辺りは山間なので、お茶栽培も斜面を利用している所が多く、とても綺麗だった。

田野口駅
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無人駅のホームには綺麗に咲いたパンジー達。乗降客に踏まれないというほのぼの感が伝わって来る。
昭和をイメージして再整備されたそうで、だるまストーブや乗車券箱などが現役のこの駅はなかなかレトロ感があって良かった。草剛・広末涼子主演のドラマ「愛と死をみつめて」のロケ地にもなっている。
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塩郷の吊橋

長さ220メートル、高さ11メートル。大井川の吊橋では最長。山口百恵・三浦友和主演の映画「炎の舞」のロケ地。

面白いのは、人家や電車の上に橋があること。

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その2 に続くが、以降も多くの映画やドラマのロケ地となった場所を訪れた。
ただ、どの映画もドラマも観ていないのが残念・・・