花菖蒲が綺麗とのことだったので、岐阜の大垣にある 曽根城公園 に行ってみた。

イメージ 1
戦国武将で西美濃三人衆の一人である稲葉一鉄の居城跡を整備した公園には、約3800平米に、現在約150品種2万株の花菖蒲が植えられている。
イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

花菖蒲は、野花菖蒲という野生種を改良した国産園芸種。
菖蒲、アヤメ、カキツバタの違いについては、以前に知立市の無量寿寺の記事で書いたのでそちら を。
未だ蕾のものも多く、もう少ししたらより満開になるかと思われるが、それでも十分に綺麗だった。

イメージ 6
トンボのダブルデート?
曽根の池はとれも綺麗で、トンボ達が多く飛んでいたが、丁度産卵に忙しそうだった。

イメージ 9
曽根の池の横には小さな池があり、県指定の天然記念物ハリヨ、別名ハリンコが生息している。
トゲウオ科の稀少種。昭和初期までは滋賀県、三重県、岐阜県に生息地があったが、三重県では1950年代に絶滅。滋賀県米原市の河川では、人為的に放流されたと見られる同じトゲウオ科のイトヨと交雑した個体と置き換わり、ハリヨが絶滅していることがわかったのだそう。
丁度先月、交雑種が生まれてハリヨが米原市では絶滅したとNHKの番組で報道したのを観たところだったので、興味深かった。
ハリヨは、背中に3本、お腹部分に2本、尻びれの前に1本のとげがあり、身体の前の方に4~8枚の鱗のような鱗板(りんばん)がある。体長は5~7センチ。若い個体やメスは黄褐色をしているが、成熟したオスは体が青っぽくなり、のどから腹部にかけて朱色に染まり、繁殖期は3~5月とのこと。(ということは、これはオスかも?) オスが巣を作って子育てをする珍しい魚で、湧水を水源とする流れの緩やかな水路などで1年を通じて水温が15度前後、水草が生えているところに生息する。
曽根の池にブラックバス等が侵入し、あやうくハリヨが絶滅状態になったことから、昭和62年からの整備で、曽根の池の南に新たにハリヨ池を整備し、守っているのだそう。

偶然通りかかったので寄ってみた大野町バラ公園

イメージ 7
大野町は、柿とバラの生産地なのだそうで、小さい公園ではあるが、バラで埋め尽くされていた。
見頃は過ぎていたが、バラの香りがただよっていた。
イメージ 8

バラの季節から菖蒲の季節へと移り変わるということは、梅雨入り間近。梅雨の前の最後のお天気を楽しんだ。