NYでは、文化的であったり芸術的なイベントがあちこちで毎日何かしら色々と開催され、それらを順次観に行っても観切れることはなく、絶えず多方面から刺激があったものだった。
名古屋に住み始めて早1年と数カ月だが、東京などに比べても、こと名古屋に於いては、そのような雰囲気にも機会にも恵まれず、正直言ってフラストレーションがあったのだが、今年から名古屋で「あいちトリエンナーレ」なる国際芸術祭が来週末の8月21日~10月31日まで開催される。
トリエンナーレなので3年毎に行われる芸術祭で(ビエンナーレだと2年毎)、今回が初めて。
国内外130組以上のアーティストや団体が参加し、現代美術、ダンスや演劇等のパフォーミング・アーツやオペラなどを披露するのだそうだが、作品がポスターにもなっている草間彌生さんが顔になっている。

会期前から少しずつプレイベントが始まっており、JR名古屋タカシマヤにも、草間彌生さんの作品が展示されている。デパート一階の正面入り口(中央ブロック)に展示されているのだが、周辺で待ち合わせをしているおば様達には全くご興味がないようで、この黄色に水玉の展示台がおば様達の荷物置き場になっていた。私としては非常にビックリだったのだが、インフォメーションのお姉さん達からも見える場所にもかかわらず、どなたも注意することもないようで。。。
草間彌生 「南瓜」

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デパート内の他のフロアにも数点展示がされていた。
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宮いつき

タニア・シュルツ
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ナタリヤ・リボヴィッチ&藤田央(ふじたとおる) 「BLACK USAGI」
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実際の会場は愛知県美術館などのある愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、長者町会場、納屋橋会場、名古屋城など各地に渡り、長者町では特設カフェがあったり、栄の三越では関連グッズが売っている。
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カフェでは草間彌生さんのリボンをもらった。

トヨタ自動車から貸与された草間彌生さんの水玉模様のプリウスが、愛知芸術文化センターと長者町会場とのピストン輸送に使われる。輸送には3台で特定チケットを買った人が乗れるのだそう。ほかにも2台あり、合計5台。未だ2台しか見ていないが、他の色のプリウスも是非見てみたいものだ。
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丁度、昨日の朝のローカルテレビ番組でもトリエンナーレのことを取りあげていたのだが、司会者の人曰く、名古屋人は新しい物にすぐに飛びつく性質ではない、名古屋で開催された万国博覧会の「愛・地球博」でも、最初のうちは全然名古屋の人達にすら人気がなく、口コミで良いものらしいということで徐々に観客動員数が増えていったので、今回のトリエンナーレは愛・地球博よりも期間が短いこともあるので是非早めから観に行ってほしい、と言っていた。
来週末から開催されるので、にわか名古屋人の私としては、せっかく開催されるのだから是非成功してほしいと思うのだが、アウトサイダーとして客観的に名古屋の文化・芸術熱はどのようなものなのか、お手並み拝見と言う気もしないではない。