中央広小路ビルの2組のアーティストのお手伝いを少しする機会があった。その完成した様子は こちら

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オーストラリアのアーティストであるピップ&ポップのタニヤ・シュルツ(手前中央)とニコル・アンドリヤヴィチ(左)、そしてアメリカ人のジム・オヴェルメン。日本人の若者が皆ピースサインをしつつ写真を撮る姿を面白がったタニヤとニコールがピースサイン。ジムは恥ずかしがってやらず。

ニコールは4歳半の息子、タニヤも10代半ばの男の子の母。ニコールなどは栄付近のコンビニでナンパされてしまったというぐらい二人ともキュート。ニコールはクロアチアからの移民で、幼い頃のクロアチアしか記憶にないのだそう。タニヤは来日6回目で、PCの壁紙には以前に行った群馬の水上温泉の雪景色を貼っているぐらい日本好き。二コールは今回初めての来日だったが、オープニング前日にはすでに作品が完成したので、二人で温泉に行って楽しんでおり、オープニング後は二コールは他のアーティスト達と伊勢へ、タニヤはオーストラリアから駆けつけたご主人や息子と東京へ行って日本を楽しんでいるもよう。ジムは未だ9月半ばまで日本に滞在するそうで、アパートを借りていた。

ピップ&ポップ
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材料はオーストラリアから送って来たものもあれば、日本の100均などで買ったものなど。とにかく並べて行く作業だけでも大変。この画像でもほんの一部で、何が何処にあるのかトランプの神経衰弱のようだねと。

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携帯のデコレーションに使う金太郎飴状態のリボンやリンゴなどを1ミリ程度の厚さに切ったり、色紙粘土を小さく丸めたり。一番右が裁縫用のピンなので、それで大きさがわかるかと。
1ミリ程度にスライスしたものは、色付けたグラニュー糖の曼陀羅風の模様の中央に乗せていた。

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針金で丸い粘土や着色した丸い発泡スチロールなどを通したものを、大きな山に装飾していた。この針金に丸い色粘土を通すのは、タニヤが以前に日本で観た餅花がヒントになったのだそう。
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制作中のタニヤ
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色のストローを長短併せて両面テープでくっつけたものからどんどん派生していく。粘土の餅花風をそこにさしてみたり。
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床には接着剤などは何もつけず色付けしたグラニュー糖を捲いていくので、彼女達は座布団に座って描いていた。細かい部分になると、マスクなどもして作業していた。

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そしてこのストローの山と青い山がくっつくとこんな感じ
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砂を土台にし、その上に色付けしたグラニュー糖で山を作ったり、まるで立体曼陀羅のような方法で描いていく。デッサンも型紙もなく、その場でデザインしていく。
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そして完成。

ジム・オヴェルメンの部屋の掃除は大変だった。
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もともと4年間ずっと空き部屋で使われていなかったテナント部分を使用するので、まずは掃除だったのだが、酷暑の中、冷房も窓もなく、小さな扉2つを開けての掃除機かけとモップかけ。あまりの暑さと掃除機の使い過ぎで掃除機が熱をもって動かなくなるぐらい。。。上階のクーラーがガンガンきいた部屋のピップ&ポップのタニヤが様子を見に来て、まるでサウナだと驚いていた。ジムも昨年場所の下見に来てはいたが、その時は夏ではなかったこともあってか、クーラーがないことは想定外だったと。。。
MLBやNBAなど全く興味がないというアメリカ人アーティストなのだが、会場向かいの東急インにプロ野球選手らしき人達がタクシーで到着しファンの人達にサインをねだられていたところを見かけると、表に出て野次馬していたのがおかしかった。

オーストラリア人のタニヤと二コール、そしてアメリカ人のジムにそれぞれ最初に会った日にまず質問をされたことが偶然にも同じ質問だった。何故日本人の女性は、非常に暑いのに、半袖の服を着つつ腕に手袋や長い物を身につけているのか?何故、ストールなどを首に捲いているのか?と。

シーフードは食べてもお肉は一切食べずサラダ好きの二人にとっては、日本のレストランでサラダだけ食べたくてもなかなかそのようなお店がないので大変だったよう。せっかく初めて着た名古屋なので、名古屋特有の食べ物を教えてくれとタニヤに言われたが、鰻は食べたことがないそうで、味噌カツも、手羽先も、勧められないのは残念。

風俗店なども多い名古屋の繁華街である錦通りをタニヤと二コールと3人で一緒に歩いていると、若い女性の顔写真が店先にいっぱい貼ってあるお店の前を通った。入口にはイヤフォンとマイクをした黒スーツのお兄さんが立っていたが、彼は何をする為にいるのか? 若い女性達の写真には一部目や口元がぼかしてあったのだが、何故ぼかしてあるのか?などと聞かれてしまった。。。