早朝のキナバタンガン川のモーニングクルーズを終え(モーニングクルーズの様子は こちら)、朝食後、スカウ村を後に。

ゴマントン洞窟

イメージ 1イメージ 2ボルネオ島のサバ州でもっとも大きな石灰岩洞窟のひとつで、スカウ村の西にあるゴマントン洞窟。大きな洞窟2つと小さい洞窟がいくつかあり、中華料理の高級食材であるツバメの巣が採れる。90メートルもの高さに梯子で登って採取するが、丁度2日前に採取が一旦終わったとのことで、あまり梯子やロープはかかっていなかった。
ここのツバメは White-bellied Swiftlet で、朝には洞窟から飛び立って川沿いなどに居る為、観ることは出来なかったが、コウモリは上の方に群れで飛んでいた。

イメージ 10岩壁にくっついている白いものがツバメの巣があった部分。
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ツバメの種類は一緒でも、巣には白色、黒色、赤色と3種類があり、種類によって年に3回だけ採るものや、45日ごとに採るものなどに分かれている。
白が一番高価で1キロ当たり1万リンギット(約30万円)、続いて黒でキロ当たり1500~2000リンギット(約4万5千円~6万円)、赤はキロ当たり1000リンギット(約3万円)と異なる。

洞窟内は周遊できるように板貼りの遊歩道が廻っているが、ツバメやコウモリの糞で独特の匂いがあり、非常に滑りやすい。手すりはついているが、大きなゴキブリがうようよいて絶対に触りたくない。やや暗い部分になると、歩くたびに足元のゴキブリがすーっと動く為、踏まないように歩かないといけないぐらいで閉口。。。
側面の岩壁にはまるで斑点のようにゴキブリが・・・ 均等にいるのでゴキブリにも縄張りがある?と思ってしまうぐらい。。。
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ここに従事している人達は皆、フィリピンからの出稼ぎ労働者で、雨水をためて飲料水とし自家発電を行って、ここに寝泊まりしている。
非常に高い位置での汚くきつく危険な作業なので、マレーシア人はやりたがらないのだそう。
今まで、ツバメの巣は喜んで食べていたが、苦手なゴキブリをこれだけ見ると、高いお金を出してまで食べなくても良いかと思ってしまった。。。
 



気を取り直して、セピロックのロッジにチェックインして昼食を。
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セピロック オランウータン・リハビリテーション・センター

人間にかつてペットとして飼われていたり、森林伐採などで母親を亡くしたり生き別れになったオランウータンを保護して森に帰ることが出来るようにトレーニングを行う施設。
1日2回の餌付けがあるので、午後の餌付けの時間に観に行った。最初に説明のビデオを観る。

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とにかくとっても可愛い。








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餌を前にすると、年上とおぼしきオランウータンが良いポジションをとっていたり、食いしん坊がいたりと面白い。

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この子はいっぱいの房をくわえているだけでなく、足でも持っていた。







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年長者(左)がムシャムシャ食べていると、若い(右)のがやってきて、じーっと顎を台に乗せて物欲しそうに眺めていた。
でも、年長者はそれを見た後に
ぷいっと向きを変え、若者はがっくり帰って行った。


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その行動の意味までは良くわからないが、
右の若い方がムシャムシャ食べているところへ
左の大きな方がやってきて、右手で引き寄せ
いきなりチューッ!







 
その公園内に、3枚や5枚の羽根をつけた種子が落ちていた。 
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フタバガキ科Dipterocarpaceaeの果実で、萼片の何枚かを羽根状に発達させており、高い位置から落とすと、紅葉の種子のように羽根でクルクル回転しながら落ちて行く。
 
セピロックのロッジを散策。その様子は 次へ