ネイチャー・センス NATURE SENSE 展を。

吉岡徳仁

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「スノー」
もともと三宅一生氏の為に雪のインスタレーションをデザイン。数百キロにもおよぶ羽毛がファンで舞う姿はとても綺麗だった。

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「ウオーターフォール」
スペースシャトルにも使われているという光学ガラスを用い、4.5メートルの大きさは世界最大サイズ。友人が向こう側から覗くとくっきりと見えてその彼女を撮っている私の姿がウオーターフォールを支えている台に映り、頭が友人で身体が私のようになって面白かった。

篠田太郎

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3種類の映像のインスタレーション。マクロコスモスとミクロコスモスをテーマにしておられるのだそう。

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「忘却の模型」
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古代中国では、方形の地に円形の天があると考えられていた。この作品は、真っ白い崖とそこから流れる赤い滝が、その古代の宇宙感を連想させ、また液体の赤は血液をも連想させる、とのこと。
現在、あいちトリエンナーレで名古屋市美術館で展示されている 塩田千春さんの「不在との対話」のイメージを思い出した。
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「銀河」
京都の東福寺の昭和の作庭家の重森三玲氏の東庭に着想を得て、枯山水の波紋によって表現される星の輝きを、この作品では乳白色の液体に同時に落ちる多数の水滴の波紋によって表現している。

栗林隆

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「ヴァルト・アウス・ヴァルト(林による林)」

森の中の地面を境界面とする地上と地中を意識させた作品。白い林は、山形のカラマツから型取りした阿波の和紙と紙パルプで出来ている。割れ目から頭を出して地上の世界をみることで虫の視点から見た林が広がる。
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韓国の釜山やソウルに、屋台を持ちこんでいきなりそこで路上ライブを始める様子などのビデオが流れていて、我々はその屋台の椅子に座ってそれを鑑賞する。

トロマラマ

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インドネシアの3人組。
大学時代に、ミュージックビデオのワークショップで、ヘビメタバンドの為に作品を制作。402枚の版木に少しずつ変化するシーンを彫って、それをコマ撮りにするアニメーション。その時の膨大な時間や作業が「トラウマ」のような体験から、グループ名を「トロマラマ」としたのだそう。