沖縄本島の東5キロにある久高島(くだかじま)へ行った。その1 からの続き。

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久高島フボー/クボー御嶽(うたき)/ウフウガミ
琉球開びゃく神話に登場する7つの御嶽(うたき)のひとつ。
御嶽とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称。
琉球王府からも大切にされ、ここからでは全く見えないが奥の円形広場でイザイホーやフバワクという行事が執り行われる。最高の聖域となっているので、男子禁制はもとより、一般女性も一切入ることが出来ず、拝みたい人(ウガミをする人)はこの立て看板の所からするようにと。

久高島には琉球王朝に作られた神女組織「祝女(ノロ)」制度を継承し、12年に一度行われる秘祭イザイホーを頂点とした祭事を行うなど、女性を守護神とする母性原理の精神文化を伝えている。12年に一度、島の30歳から41歳までの女性がナンチュという地位になるための儀礼として行われる。それにより一人前の女性として認められ、家族を加護する神的な力を得るとされる。ただしイザイホーは、後継者の不足のために1978年に行われた後は行われていない。(wikipediaより抜粋)

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ヤグルガー 
神話に登場するシラタルーが五穀の壺を拾うためみそぎをした場所と伝えられている。
 
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ミガー







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お墓を造り変えていたが、お墓は非常に大きなものなのでまるで家を建てるような大仕事になっていた。



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海ぶどうの養殖が島の産業のひとつ。
 





人口は200名程度のこの島の家は南部に集中していて、独特の伝統的な石の塀の住居が多い。 
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イメージ 12石をそのまま乗せただけの一番古い方法の 野面積み の塀も。
崩れやすいが積み直しも容易。
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この石塀は あいかた積み
自然の遺子の形を利用して1個の石に5~6個の石が接するように積み上げる方法。隣接する石同士が支え合うので、ひとつ抜けても崩れないのだそう。




塀には門はなく、正面に
「ひんぷん」という衝立のような物が立っている。

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中国の「屏風門 びんふぉんめん」が沖縄化したもので、直接母屋が見通せないようにした目隠しでもあるが、道教に基づく思想により邪気が入口から入って来ないようにということもある。
昔は、男性は右側から、女性は左側から入っていた。





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風が強い久高島には、防風林としてフクギの木が家を囲んでいる。










因みに、上記 野面積みあいかた積み の他に、布積み という方法もある。四角形に加工した石を積む方法で、強度を保つ為に積み目が十字にならないように互い違いに乗せられる。 3日目で後述する 玉陵 などはその積み方となる。

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地元の人が何か獲っていて、カメラに
気付いてピースサインをしてくれた。




帰りはフェリーを利用。
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ニライ橋カナイ橋のそばにあるカフェで昼食を。その様子は 芝居茶屋 にらい・かない劇場
そこからは久高島が望める。
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本島に戻り、斎場御嶽や玉城(たまぐすく)城跡などを回った。2日目その3 へ。