朝食として24時間営業の大衆食堂に行ってみた。その様子は 三笠食堂松山店 で。

玉陵(たまうどぅん)

ユネスコの世界遺産。
1501年に尚真王が、父である尚円王の遺骨を改葬するために造られた。沖縄戦で被害を受けたが、1974年から修復工事が行われ3年半後に完成。沖縄県最大の破風墓。
 
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建造物の外は外庭、中庭に石壁で仕切られ、中庭には珊瑚の破片が敷き詰められている。
外庭の壁の石積みは あいかた積み (自然の遺子の形を利用して1個の石に5~6個の石が接するように積み上げる方法。隣接する石同士が支え合うので、ひとつ抜けても崩れない)。
外庭の奥に東の御番所(あがりのうばんじゅ)が復元されている。法事の時の国王の控所だったのだが、戦争直前には、国王の葬儀に使用する神輿のようなものなど道具類が保管されていたのだそう。
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画像ではわかりにくいがお墓などの壁は 布積み (四角形に加工した石を積む方法で、強度を保つ為に積み目が十字にならないように互い違いに乗せられる)。
一番古い方法として、石をそのまま乗せただけの 野面積み は久高島の人家の塀などで見ることが出来た。(その様子は こちら
 
イメージ 9墓室は3つからなる。
西室(向かって右)の屋根の上に
乗っているのは雄の石獅子
 
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中室の上の獅子
 
東室(向かって左)の屋根の上に乗っているのは雌の石獅子
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中室は葬儀の後、当時の琉球の葬制に基づいて遺骸が骨になるまで放置し、数年後に骨を取り出して洗骨。洗骨した後に遺骨を骨壺に収め、王と妃の骨は東室に納められ、他の王族は西室に納められた。
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外庭の正面には、ここから拝むことが
出来るよう香炉が置いてある。
(現在は火器厳禁となっているが)
 
 
 
資料館には、内部の写真などが公開されている。
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首里城やこの玉陵は琉球石灰岩層が盛り上がって出来た台地にあり、玉陵は、琉球石灰岩の岩山を掘り込んで造られた為、墓室の天井や壁の一部は岩肌のままで、お墓の正面壁やお墓を囲む石積みも琉球石灰岩の切石が使われている。
 

因みに、首里城手前のこの玉陵の道を挟んだ向かい側は、1547年に増築された尚清王の別邸で、1853年に来た米国のペリー提督一行を招いた宴が開かれた大美御殿(うふみうどぅん)や、尚豊王の時代(1621~40年)に創建された中城御殿(なかぐすくうどぅん)があったが、現在は首里高校の校地として運動場などになってしまっているのだそう。。。
 
首里でお餅屋さんに立ち寄ったで大福餅を。その様子は 首里餅菓子屋 へ。
昼食は、沖縄ぜんざいと、未だ食べていなかったB級グルメのタコライスを食べることに。その様子は 富士家 へ。
 

沖縄県立博物館

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飛行機の時間があったため、駆け足で常設展だけを観ることにした。
 
 
 
 
 
 
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ハブは4種類いるが、台湾や大陸から来たものなどルーツがあるのだそう。 
 
 
 
 
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年代によってデザインが異なる骨壷
 
 
 
 
 
 
 
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三線(さんしん)は床の間に置かれているのだそう。
 
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棹の形状からその型は七種類に分類される。


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お釣りにもらった二千円札。
久しぶりに見た。10年ぶりぐらいか?
首里城の守礼門が印刷されているが、今はもうこの二千円札は発行されていないのだそう。。。




 
駆け足でまわった2泊3日の沖縄旅行だったが、今回は南部や久高島など以前に観た場所とは違う所を中心に行くことができて、また沖縄の魅力を知りえたような気がした。
久高島がすっかり気に入ってしまったので、帰りのフライトの中、今度は何処の離島に行きたい?と。