牡蠣も食べたい、温泉にも行きたい、ということで鳥羽の浦村温泉に行くことにした。
浦村
生浦湾には、浦村牡蠣の養殖の棚が広がっている。
のんびりとした漁港で、猫が網の上で昼寝をしていたり、鳥達が船着き場にいたり。
この界隈の街道沿いには、「焼き牡蠣食べ放題」「牡蠣詰め放題」などの看板が立ち並び、あちこちで牡蠣をむいていたり、薪や炭で焼いていたり。
海の博物館
浦村町にある博物館へ。
海と人間との関わりなどについて、テーマごとに展示されている。
重要文化財収蔵庫には、80隻以上の船などもある。
熨斗(のし)袋の起源は、熨斗鮑から。
「のし」は延寿に通じ、アワビは長寿をもたらす食べ物とされたため、古来より縁起物とされ、熨斗鮑とはアワビの肉を薄く削ぎ、干して琥珀色の生乾きになったところで、竹筒で押して伸ばし、更に水洗いと乾燥、押し伸ばしを交互に何度も繰り返すことによって調製したものを指したのだそう。
伊勢神宮では、古来の製法で調製された熨斗鮑が奉納されるが、その熨斗鮑は鳥羽市国崎町の神宮御料鰒調製所で作られる。
(国崎町には昨年行った。その様子は こちら)
海女さんについても色々と詳しく展示されていた。
海女さんは日本各地にいるが、鳥羽市と志摩市の海女さんが
身につける魔除けなど独特のものがあるとのこと。
セーマン(☆型の印)ドーマン(格子状の印)などを磯手拭いや
襦袢に縫い付けるなどして魔除けとしたのだそう。
浦村温泉
銀鱗(ぎんりん)で、温泉と牡蠣づくしのお料理を頂くことにした。
露天風呂からは生浦湾が望め、遠くの漁船の音が聞こえてくる。
弱アルカリ性の温泉は、ツルツルして気持ち良かった。
食事は5250円の牡蠣三昧のお昼のコースを。
牡蠣のぬた
牡蠣の佃煮
お刺身
かんぱち、ヒラメ、イカ
かんぱちはとても新鮮で凄い弾力
焼き牡蠣
炭で焼いた牡蠣はとても美味
牡蠣のグラタン
牡蠣フライ
牡蠣の茶碗蒸し
牡蠣の味噌鍋
牡蠣の釜飯
牡蠣のおすまし
洋梨のシャーベット
色々な牡蠣のお料理を食べられた牡蠣尽くしのコースは大満足。温泉も楽しめてなかなか良かった。
石鏡(いじか)
石鏡漁港には、サザエやナマコが運びこまれていた。
海女さんが潜った後に身体を温めたり休んだりする海女小屋
のんびりとした漁港は、時間がゆったりと流れているようだった。
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