紙吹雪が舞う面白いお祭りが豊田市であると教えてもらったので行くことにした。

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挙母(ころも)神社で行われるお祭りは、寛永年間(1624~1643年)から五穀豊穣を願って行われるもので、8基の山車が町内に曳き出される本楽(ほんがく)を観に行った。

町内へ曳き出される8基が境内に。一番手前は、今年の華車を務める竹生町の山車。安政7年(1778年)に造られ、文政10年(1827年)などに改造が施され、屋根の下の金色の上り龍の彫り物が立派。竹生町は、町内に花街があったことから遊芸人も多く、女性を卑しんだ封建社会性もかつてあったようで、今でも女性を山車には乗せないのだそう。

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挙母神社の境内に入る手前から、この日の朝。山車が神社に入った曳き込みの時の紙吹雪で地面が覆われていた。

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拝殿では、巫女舞が行われ、本殿では次々に町内の代表が呼ばれる神事の後、お神輿が出発。

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山車の周りでは、若者達が一升瓶を片手に盛り上がっていた。

午後4時になると、大きな号砲を合図に、山車が曳き出される。

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神社を出て曲がり角を曲がる時には、豪快に紙吹雪が撒かれ、とても綺麗。
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各山車で撒く紙吹雪の色が変わっており、とても綺麗。


山車の屋根に上がっている人達は信号機を避けながら、ちょっと不思議な?突撃ラッパも吹かれつつ町内に繰り出し、コーナーを曲がる時に紙吹雪が撒かれる。

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8つの町内の代表が集まり3本締め。

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面白かったのは、紙吹雪が撒かれた後は、沿道の子供達がいっせいに紙吹雪を集めて遊びだす。
大きなお祭りだと、沿道にはロープが張られるなど山車が運行される道には観客が出ることが出来なかったりするが、山車が来る前に警備の人達が観客を沿道に戻すぐらいで、そのゆるさが何とも良い。

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大人たちは山車を観に行っているのだが、子供達は紙吹雪掃除のお兄さんの送風機で舞う紙吹雪におおはしゃぎ。

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因みに、道路沿いの溝や植え込みには、紙吹雪掃除が大変なのだろう。あらかじめカバーされていたのも面白かった。

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山車の1基がもう1基を抜く時には、紙吹雪合戦のようで面白い。



各山車が色々なルートを曳き出されるだが、豊田駅前では、何基もがひきまわされ泣き別れとして去って行く。(駅前の植え込みにも黄色いネット。)
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この後、夜には奉納花火まで矢作川で行われるという盛りだくさんなお祭り。その花火の様子は その2 で。