名古屋に引っ越して来てから、岐阜方面に遊びに行くことも多く、鮎を食べる頻度が俄然増えた。
春には矢作川に 鮎の遡上 を観に行ったり、長良川の 鵜飼い を観て鵜が獲った鮎の美味しさを知ったり、晩夏の ヤナ漁 を観たりしたので、秋に行われる落ち鮎の 瀬張り網漁 なる漁も観てみようかと長良川に行った。

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瀬張り網漁は、川底に敷いた白いビニールの色と、川面に張った縄が水面をたたく音で、鮎を岸辺に誘い、そこを投網で捕らえるというもの。

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前日までは快晴だったので多く鮎が獲れたそうだが、この日はあいにくの曇り。曇天だと、鮎が深みから動かず、なかなか下って来ないのだそう。
天気予報では雨になるとのことだったので、上流からゴミなどが流れて張った縄にからまるので漁の後は縄を片づけるとおっしゃっていた。

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船には、いくつもの網が。

おまけの画像:

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鮎の遡上
ゴールデンウイーク辺りから6月いっぱいぐらいまで矢作川を登って来る若鮎が観られる。
未だ小さくて細い鮎たちがかかんに流れに逆らって登って行く様子は結構感動もの。

郡上八幡の長良川では、鮎漁が解禁になると、コイではなく、鮎のぼりが飾られる。
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郡上八幡では、鮎漁が解禁になると、友釣りをする人達で賑わい、川の両岸からまるで鯉のぼりを張ったかのような鮎が泳いでいる。郡上鮎は平成20年に地域特定産物の指定を淡水魚としては全国で初めて受けた。これは越前蟹、松阪牛、大間マグロなどのようにその地域以外で獲れた産物にその名称を付けることを法令で禁止するもので、所謂ブランド鮎となる。

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長良川の鵜飼
毎年5月11日~10月15日まで行われるもので、1300年前から行われている古典漁法。
鵜匠さんの鵜などの様子は こちら
鵜飼の様子は こちら

晩夏のヤナ漁
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ヤナ(梁)漁とは、川の中に足場を組み、木や竹ですのこ状の台を作った梁(やな)という構造物を設置し、上流から泳いできた魚がかかるのを待つ漁法。つけ場漁ともいい、アイヌ語ではウライと呼ばれる。発祥は中国で日本には弥生時代に伝えられたと言われている。