御在所岳では樹氷が見られると教えてもらい出かけてみたのだが、名古屋を出た時はお天気でも、高速道路から御在所岳付近を見上げると厚い雲がかかっていてガスっているもよう。仕方なく、だったら行先を変えようかと急遽思いつきで琵琶湖方面にドライブすることにした。

琵琶湖大橋を渡り、大阪に住んでいた時に何度か遊びに来た琵琶湖バレイスキー場や比良岳を眺めつつ北上。湖北の マキノ町のメタセコイア並木 は観たことがなかったので行ってみた。
イメージ 1

イメージ 2


昭和56年(1981年)から植えられたメタセコイアの並木は、全長2.4キロに渡り、約500本が植えられている。

紅葉で黄金色に輝いていたり、雪をかぶった真っ白なメタセコイア並木のポスターを見ていてイメージして行ったのだが、この時は雪が未だ足らなかったので、また機会があれば落葉の時期や降雪後に行ってみたいなと。
(※ 記事アップが遅れており、実際にここを訪れたのは1月15日です。)

メタセコイアは、中国原産、スギ科メタセコイア属の落葉高木で、和名はアケボノスギ。
樹高は35メートルに及び、最大で115メートルもの高さになるといわれるセコイアの木に姿が似ていることから、メタ(変形した)セコイアと名づけられているのだそう。




景色だけではつまらない。ご当地グルメを試すには、やはり、琵琶湖と言えば鮒寿司。

イメージ 6

祖父母の好物でもあり、父の晩酌の肴として、老舗の 「魚治」 の鮒寿司が食卓にあり、その鮒寿司の卵部分を幼い頃から食べていた為、その味がずっと私の中では鮒寿司だった。
では、今回は別の老舗に行ってみようかと同じく高島町にある 「喜多品老舗」 へ。その鮒寿司の様子は こちら



湖北の 木之本宿 へ。北国街道の宿場である木之本宿は、静かだが、古いお店が多く風情がある。
イメージ 7

















イメージ 8



お寿司屋さんの 「すし慶」 でさば寿司などのランチを。
その様子は こちら





イメージ 9








木之本宿 旧本陣
将軍の息女である溶姫の一行が滞在した時には、3000人分の寝具をかきあつめたのだそう。
当主は日本で第一号の薬剤師だったこともあり、古い薬の看板が今も軒先に残っている。

イメージ 3




前述の鮒寿司を食べるにはやはり日本酒が必要かと、450年あまりの老舗である 「冨田酒造」 でお酒をゲット。
その様子は こちら






木之本宿ではあいにく雨模様となったので、あまり散策は出来なかったが、地元のスーパーマーケットははずせない。ちょうど、氷魚(ひうお)の釜揚げがあったので、ごりの佃煮と共に購入。

イメージ 4氷魚(ひうお)の釜揚げ
しらすよりもやや大きい程度だが
しらすよりしっかり内臓の味がして
美味しい。

ごりの佃煮
イメージ 5











氷魚(ひうお) とは:

鮎の稚魚の別名。
通常の鮎は初春に海から川を遡上して、上流で川藻を食べながら体長21~30センチ程度に成長した後に、秋に川の下流で産卵し、その稚魚が海に戻るが、琵琶湖に棲む鮎は一生涯を湖で暮らす為に体長が6センチ程度にしかならず、特に子鮎とよばれる。その小鮎の稚魚が氷魚で、秋から冬に獲れる。姿が透明で、氷に似ていることから、氷魚と呼ばれるようになったとされる。
古くは万葉集にも、「氷魚(ひお)」と言って一首だけ詠まれている。
尚、この漢字で「こまい」と読む場合もあるが、その場合はタラの仲間を意味する。 
ごり とは: wikipediaより抜粋

ゴリ(鮴)は、一般的には典型的なハゼ類の形をした淡水魚を指す一般名、地方名である。ただし、一部にメダカ類やシマドジョウ類を指す地方も存在する。
琵琶湖近郊やその重要市場である京都市や徳島県などではハゼ科のヨシノボリのことをゴリと呼ぶ。

ハゼ科の「ゴリ」は、吸盤状の腹ビレで川底にへばりつくように生息するため、漁の際には網が川底を削るように、力を込めて引く必要がある。この漁法が、抵抗があるところを強引に推し進めるという意味の「ごり押し」の語源となっているという説がある。
この日は、全く行き当たりばったりだったが、期せずして美味しい物に出会えて、色々な戦利品で晩酌も楽しむことが出来た。