アフワーズ郊外にあるチョガザンビル遺跡とハフト・テペ遺跡へ向かう。
 
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サトウキビを砂糖工場に運ぶ為の鉄道がひかれ、30キロほどに渡って、サトウキビ農場が延々と続く。
一度は、中国から砂糖を輸入していたのだが、その為に国内の砂糖工場がつぶれそうになった為、中国からの輸入をやめて持ち直したのだそう。
 
 
 
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チョガザンビル(チョガー・ザンビール)
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ユネスコの世界遺産にも登録されているこの遺跡は、1935年、油田調査中に発見されたもので、紀元前1250年に、エラム王国のオネタシュガール王が、インシュシナークという守り神 or ピニギールとう女性神(?)を礼拝する為のジグラットを造った。
 
チョガ=丘、ザンビール=ひっくり返った箱 という意味で、
3重の壁がある。
 
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メソポタミアの影響を受けている。
高さは現在は25メートルで2階半しか残っていないが、当時は52メートル5階構造になっていた。
最上階の5階から2階へは下り専用の階段があり、隠し扉があったのでは?と言われている。
 
 
 
 
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4か所の入り口があり、王様や一般人と分けられていた。
正面の王の入り口には、14の像が置かれていた。
 
当時から川の水を2~3度砂利でろ過する浄水システムを備え、世界で一番古いタイルやガラスも出土している。
床には、金色に光る煉瓦をはり、壁も金色だったという説もあるが定かではない。
本来壁は煉瓦のみだったが、現在は補強の為にドロをかぶせている部分もある。
世界最初のタイルは、焼いたものではないが、貼られていた。
 
この台座の上にも像が置かれていた。
 
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ドアのかんぬき
 
 
 
 
 
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当時のものは、アッシリアに敗れることでこのジグラットも破壊されてしまった為、日干し煉瓦がボロボロの部分は当時のままだが、綺麗な部分は、世界遺産に1979年になる前にアバウトに煉瓦が積み上げられてしまったのだとか。
 
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それでも、当時のままのように、楔形文字で同じ内容が刻まれた煉瓦が、10段に1段ごとに、上階になると4段に1段の割合で、配されていて、見ることが出来る。エラム語=アケディ語。
 
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これを壊すと悪いことが起こるだろうという
呪いの言葉が刻まれているのだそう。 
 
 
 
 
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未だ日干し煉瓦が固まる前に子供が
踏んだと思われる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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水牛に出会った。
イランでは水牛は
珍しいのだそう。
 
 
 
 
ハフト・テペ(ハフト・タッペ)
 
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7つの丘という意味。エラム王国の人達の住居だった。
 
 
 
 
 
 
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お墓の跡
 
 
 
併設されている博物館にある棺
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王様だけは地下の部屋に埋葬され、一般の人達は赤ちゃんのような膝をかかえるポーズで埋葬されていた。
 
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銅で造られたレリーフも出土している。
左はラマ、中央はインシュシナク王、
右は水の女神であるアナヒタ?
 
水道管も焼き物で出来ている。
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ランチを。
おなじみ飲むヨーグルト
 
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定番の麦のスープ
 
 
 
 
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これまた定番の新鮮サラダ
 
 
 
 
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ソルタニ
ミンチのケバブと、たたいたヒレカツのセット。
ヒレカツが柔らかくて美味しい。
 
 
 
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シチューの「ケイネ」
豆なども入って具だくさんな上
フライドポテトが入っていた。
 
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そして食後はこれまた定番の紅茶と角砂糖を。
 
 
 
 
 
 
 
 
この後、アケメネス朝の行政の中心地だったスーサ遺跡、ダニエル廟へ。その様子は追って。