パークウー洞窟からボートでルアンパバーンに戻って来て、再びルアンパバーンを散策。
 
イメージ 1
ワット・ビスンナラート
 
 
 
 
1512年~1535年に建てられたお寺。
1942年~独立までの間は、王宮として使われ、現在博物館となっている旧王宮は王様の住まいとして使用されていた。
 
 
 
 
 
イメージ 20
各国から集めた4000本の木材を使い、12本の柱に支えられた高さ30メートルの木造建築だったのだが(スケッチ参照)、1887年に中国雲南のホー族の侵入によって破壊され、1898年に現在のコンクリート造りに建て替えられた。
 
イメージ 21
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 22
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
白鳥を象った聖水の入れ物なども展示してある。
 
 
イメージ 23
 
 
 
このお寺が、別名、すいか寺(ワット・マークモー)とも言われる所以はこの建物。
もともと1505年に建てられたが、1914年に大雨で破壊された時に約140点もの宝物が発見され、王室に納められた。
その後、1932年に改築され、現在の形となった。
 
 
 
 
イメージ 24
 
門も象に乗った王様が通れるように
なっているのだそう。
ちょっと小さいように感じるが・・・
 
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
境内では、若い僧達が、イギリス人?のおじさんに英語を習っていた。
 
 
 
タラート・ポーシー
 
イメージ 3
市場を見学。
 
 
主食がお米の国だけあって種類も豊富。
 
糯米1キロ 5000キープ
(約55円)
うるち米1キロ 4000キープ
(約44円)
赤米1キロ 7000キープ
(約77円)
 
 
イメージ 4
 
この市場はとても安く、ここで野菜などを購入して
他で売る人もいるぐらいなのだそう。
 
 
イメージ 5
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ピンク色に染められた卵。特に意味はないそうだが・・・
 
 
衣料品なども屋内に売っていたが、見た目は良くても中国やベトナムの物は粗悪品が多く、品質ではタイ製が良いのだそう。
 
 
しばしルアンパバーンの街を散策。フランス植民地時代の建物が軒を連ねる。
イメージ 6
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 7
 
 
 
 
 
この右の建物にあるレストランが、ルアンパバーンで一番高級なのだとか。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 8丁度、下校時間の小学校の校庭にも入らせてもらった。
日本だとセキュリティの問題で考えられないが、全く地元の人も子供達も意に介せず。
イメージ 9
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やはり、ここでもキティちゃんやディズニーが人気のようだった。
 
 
 
親達が子供達を迎えに来ていた。
 
イメージ 10
 
 
 
 
イメージ 11
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
バーシーの儀式
イメージ 12
 
 
誕生、結婚、旅立ち、歓迎、病気の治癒、新築、新年など節目節目に行われるラオス独特の儀礼がある。
 
旅行者である我々も、旅立ちということで体験させてもらった。
 
パークワンというお膳が用意されている。綺麗に飾ったマリーゴールドやバナナ、竹ひごに巻いた木綿糸、お菓子などがテーブルに置かれていた。
 
 
イメージ 13
 
この時は、総勢6人で、祈祷師のおじいさんにより、お経が読み上げられ、残る5人のおばちゃん達も声を合せる。我々は神妙に聞いていて、その後でお菓子がふるまわれる。
そして、祈祷師のおじいさんを筆頭に、6人がそれぞれ我々の両手首に木綿糸を結んでいく。
 
イメージ 14
 
 
 
 
 
イメージ 15
 
 
 
 
 
 
 
 
その後、音楽の演奏が始まり歌を歌ってくれた。
この儀式では、モン族のガイドさんも一緒に参加していた。
 
 
木綿の糸は、魂をより強くするという意味があるそうで、3日間ははずしてはいけないとのこと。両手首に何本もの木綿糸なので、シャワーなどの時はやや面倒だったがなんとか3日間はめ続けたお蔭で無事旅行もおえられたのかも知れない。以降、飛行機に乗る時などに周囲のラオス人を見ると、これほど太い糸ではなくても両手につけている人を何人か見かけた。
 
イメージ 16
 
最初の計画ではルアンパバーンにもう一泊し、翌朝南部のパクセーに空路行こうと考えていたのだが、あいにくキャンセル待ちでも飛行機の席が取れなかった為、この日は一旦ビエンチャンに空路戻ってビエンチャンで一泊し、翌朝ビエンチャンから空路パクセーに向かうことに。
 
ルアンパバーンの飛行場の管制塔。ふと見上げると、テーブルをベランダに出してお食事中?歓談中?
こののんびり感が、何ともラオスっぽくて良い。
 
ルアンパバーン 19:05発 QV104便 ビエンチャン 20:00着 
 
ルアンパバーンのガイドさんはモン族の若者。色々と教えてくれたことの備忘録:

モン族は、自然や先祖を崇拝する精霊信仰なので、仏教徒ではない。
約200年前に、モン族の居たモンゴルは中国と戦争をしていた為、同じく中国と戦争をしていたラオス、タイ、ベトナムに逃れて来た。
ラオスでは、モン族はシェンクワンに多く住んでいる。

モン族どうしであっても、もし苗字が一緒であれば、ご先祖様=精霊が同じと考え、結婚することは出来ない。その為、デートをする前に必ず相手の苗字を尋ねる。
結婚すると女性は男性の苗字になる。
異部族間の結婚もある。モン族の男性とラオ族の女性の場合、ラオ族の女性がモン族の宗教に改宗。ラオ族の男性とモン族の女性の場合、モン族の女性が仏教徒に改宗する。
モン族は、都市や田舎に関係なく、16~17歳で結婚する。

ラオスでは8割が仏教徒であり、カムー族も一部仏教徒であるが、モン族は異なる為、モン族の男性は出家することはない。

モン族はもともと王家と仲が良くなかった。カムー族は国外には出なかったが、ラオ族とモン族が内戦後、アメリカやオーストラリアに難民としてラオスから逃がれた。
モン族の約30%が国外に逃れたが、現在アメリカのモン族はコミュニティを作り裕福な暮らしをしている者が多く、現在、少数だけが帰国している。

ラオスは周囲を、中国、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジアに囲まれているが、一番仲が良いのはベトナム、次いで中国。仲が良くないのはタイとのこと。
しかし、同じ仏教国ということで、タイからの観光客が非常に多い。

ルアンパバーンには、信号はなく、大きな交差点でもロータリーになっているだけ。
 
ビエンチャン到着
イメージ 17
 
 
ビエンチャンを案内してくれた同じガイドさんに 「お帰りなさ~い」 と出迎えられて、晩御飯を食べに。
 
 
ラオス人に人気のお店に連れて行ってもらった。
メコン川沿いで、平日の夜、しかも遅い時間にもかかわらず満席。
若者でにぎわっていた。
 
 
 
  
 
イメージ 18
 
メコン川をはさんで対岸の灯りが見える。
その灯りは隣国、タイの灯り。
 
すでに我々の好みやニーズを良く理解してくれているガイドさんなので、色々考えてメニューをオーダーしてくれ、蚊避けも足元に用意してくれた。
日本の蚊取り線香っぽいものが、ジュースの空き瓶にささっているラオス式。
イメージ 25
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 19
 
 
 
 
 
茸と豚肉の炒め物
 
  
 
 
 
イメージ 28
 
 
 
うずらを焼いたもの
トゥートノック
頭まで付いていたが、しっかり
焼けているので、パリパリいただけた。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 26 
 
 
ティラピアの蒸し物
画像にはないが、3種類の
ソースで食べる。
ふわふわの白身があっさり
していてとても美味しい。
 
 
 
 
イメージ 27
 
 
 
 
トム・ソム・カイ
鶏肉とトマトや野菜などがごろんごろんと
入ったスープで、タイのトムヤムクンの
鶏肉版と言ったお味付けで美味しい。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 29
 
 
 
カオニャオと共に。
 
 
イメージ 30
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
翌日は空路、南部のパクセーに移動。その様子は追って。