お天気に恵まれ、冠雪した 御嶽山 乗鞍岳 を望んだ後、(その様子は こちら) 高山の宿の花扇別邸いいやまへ。
 
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まずは囲炉裏でお抹茶とお干菓子を。
 
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玄関にお雛様が飾ってあった。
飛騨地方では、春が遅いことから、1か月遅れの4月3日に祝われており、各家庭では、来客に見てもらえるよう外に向けて飾るのだそう。子供達が、「雛様見せてくれ、おぞても(=悪くとも)ほめる」 と各家庭を回り、「ガンドウチ(豆もらい)」 を行う。現在では、豆の代わりにお菓子となり、男の子ももらえる。
お雛様の前には、ネコヤナギやアサツキ、菱餅、甘酒、お菓子などを並べて来客を待つのだそうで、アサツキは、根を付けたままお供えする。お雛様のお膳にはお箸がないので、お箸代わりにアサツキを使う、あるいは水を入れておくとすっと伸びることから、子供の成長を願い、根が張ることで子孫繁栄を願っているとも言われているのだそう。
そう言えば、それは3月3日だったが、高山と下呂の間にある 湯屋温泉 に行った時、近所の男女の子供達が歌を歌いながら各家のお雛様を見せてもらってお菓子をもらって帰っていたことを思い出した。
 
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メゾネット式のお部屋を。
 
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一階には、露天のお風呂がついている。
 
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二階からは狭いがお庭なども見えた。
 
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泊まったのは別館なのだが、別館の宿泊者は本館のお風呂にも入ることが出来るとのことだったので、まずは本館に行ってみた。
やはりこちらにも雛人形が飾ってあったが、こちらは京極雛で、内裏雛とお雛様の並びが京都式で別館とは逆になっていた。その意味はお聞きしなかったので、不明だが。
  
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我々が泊まる別館の方のお風呂へ。
奥の露天までの間に、丸い五右衛門風呂のようなものが2つある。
 
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女風呂だけに樽酒がふるまわれていた。樽香と升の香りがして、露天風呂に入りながらとても良い気分にさせてもらえた。
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ここの温泉の泉質がとても良く、ぬるっとするぐらいのつるつるなものだった。
 
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そして夕食を。
 
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久寿玉の生酒

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食前酒は梅酒
 
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岩魚の骨酒を。岩魚が程よく炙ってあり、とても美味しい骨酒だった。
 
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先付

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御凌ぎ 小鯛桜葉包み鮨
 
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吸い物
蛤真薯、短冊人参、大根、蕨、結びのかまぼこ
 
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鯛、雲丹、鮪、かんぱち
高山は山の中と言うイメージだったが、実は富山にも近いことから、結構良いお魚が入って来ているのだそうで、かんぱちや雲丹が美味しかった。
 
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百合根豆腐(梅肉、土筆)
 
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竹の子木の芽和え
 
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菱餅玉子、柿バター巻、牛蒡土佐煮
 
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蛤柚庵焼、手毬麩
 
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新竹の子、蛸柔らか煮、菜の花、梅麩、木の芽
 
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鰻巻玉子 はじかみ
 
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飛騨牛ステーキ ロースA5等級
さすがお肉は美味しかった。
 
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口直し ささめうどん
大根おろし、生姜、海苔、葱

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春の山菜天麩羅 蕗の薹、こごみ
 
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香の物
 
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留碗 八丁味噌仕立て
 
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果物
 
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翌日は、高山市街を少し散策した後、岐阜の梅林園へ。その様子は追って。