小谷(おたり)村の 鎌池 を散策した後、近くをドライブしていると水芭蕉が一面に咲いている所があった。
 
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観光用の場所では全くないので、近づけないのが残念。
 
しかし、耳を澄ませば、ウグイスのみならず、カッコーも鳴いていて、鳥達の姿はないが、 鳥達の競演?饗宴?はこんな感じ ↓ 
 
 
 
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少し進んで行くと、地元の車が道端に駐車して、何人かのオジサマ達が斜面に下りて山菜を採っているようだった。
 
前夜のご飯で出された、この地方でだけ採れる珍しいウドブキがあると教えてもらっていたので、もしやそうなのかと思って、お話をお聞きしてみると、ヤマウドやワラビとのこと。
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ここよりももっと奥の山の斜面でウドブキを採って来たそうで、見せて下さった。
 
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これはヤマウド
 
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大きく育ったヤマウドはこれだよと教えてもらった。
日が昇って暖かくなると蛇が出てくるので危険になるともおっしゃっていた。
 
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お話を聞かせてもらい、見せてもらっただけでも有難かったのだが、持って行きなさいと、何本もの採れたてのヤマウドをくださった。有難くいただいて車で去ろうとすると、待てとの合図で、もっと下さった。これで本当に去ろうとしたら、また更に崖から登って来られて「良いのがあったよ~!」と何本ものヤマウドを全部くださった。どうやら、我々の為だけに再度、崖に下りて採って来て下さったもよう。最後には、「気をつけてお帰り~」と見送って下さり、本当に優しい地元のオジサマ達のご親切にただただ感謝。
新鮮でとても香りが良く、美味しいヤマウドを、味噌和えにしたり、お浸しにしたり、炒めたり、天麩羅にしたりと、帰って来てからも楽しめた。 
 
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とちの花もちょうど見頃で、あちこちで咲いていた。
 
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大きな滝なども。
 
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ヤマフジも見頃で満開。ふとみると、そばでは養蜂をされていた。
 
小谷村が見下ろせるという眺望の郷へ。小谷は、平安時代末期に「於他里」と記された記録があり、古代から人が住んでいた痕跡があるのだそう。江戸時代には、糸魚川と信州の内陸部との交易が盛んとなり、塩や海産物が運ばれ、街道は「塩の道」と呼ばれた。
 
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標高940メートルからは、北アルプスの山々や小谷の里が広がる。
 
あいにく、雲が出て来ていたのだが、2932メートルの白馬岳が正面に。
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綺麗な2種類の色のツツジが咲いていた。
 
曽田の集落界隈で。
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小谷村の古民家は、築100年前後のものが多く、茅葺屋根にトタンをかぶせた寄棟か板葺屋根にトタンをかぶせた切妻が主で、豪雪に耐える為、また大人数で生活していた為に大きな家がほとんどなのだそう。
 
景色を楽しみつつ、帰途へ。今回の2泊3日の小旅行は、立山の雪の大谷を歩いたり、雷鳥達に出会ったり、満天の星空を楽しんだり、みくりが池温泉や小谷温泉を楽しむなど、盛りだくさんなものとなった。