塩尻の高ボッチ高原で行われる観光草競馬大会は、標高1665メートルの高ボッチ高原で行われる。その高さから標高1マイルで行われるとも言われ、ある意味、日本最高峰の競馬。

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乗馬は好きでも、競馬は全く縁遠く、実際に観るのは初めて。ましてや草競馬なるものは、一体どういうものなのかもわからず。

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神事が執り行われてから、開会式、そして競技が始まる。

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それにしても緩いのんびりしたお祭り。
スタートゲートもなく、三々五々出場馬が集まって来ると、スターターの方が、ころあいを見計らって、白い旗を振り下ろしてスタートとなる。

朝は未だ14~15度だったので、柵のそばに椅子やビニールシートを広げ、毛布を膝にかけるなどして、お弁当や中にはバーベキューをしている人達も。我々も2枚重ねの上にフリース。

今年で60回目。第1回は1952年で、農家で飼育していた農耕馬により、戦後間もなくの娯楽の乏しい時代の憩いの1日として行われたのがきっかけ。

午前中は予選、午後は決勝となるのだが、馬の種類などによって、カテゴリーは4種類に分けられる。
競走馬、ポニー、中間、そして速歩。

競走馬の予選だが、なかなか面白かった。
青と黄色のストライプの騎手はずっと2番手だったのだが、丁度目の前でインコーナーから抜きに入る。

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今でしょ!のタイミングで抜いていき、ゴール。

その様子はこんな感じ↓

見ているエリアのすぐそばで競走馬やポニーなど、約90頭が待機していて、馬主さん達が手入れをしていた。
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ポニーの部。イメージ 14
馬の大きさも、そして騎手の年齢もバラバラで面白い。

子供と言っても、東京競馬場で行われるポニー競馬日本一を決めるジョッキーベイビーズの予選も兼ねている。
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おっと、あぶみが外れた!

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右側の少年は左側の先を走る馬を必死で目で追っていて、

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抜かそうと声も出していた。

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一体何歳なんだろう???

ポニー競馬の様子


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可愛い女の子の騎手も

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必ず時計とは逆周りで走るのだが、あらら、逆走してしまう馬も・・・

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塩尻はワインでも有名。ワインは一杯200円。赤も白もフルーティ。地元のグルメ、山賊焼きなる鶏のから揚げと共に。
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屋台もいくつも出ていたり、ポニーなどに一般の子供が乗れるようなエリアもあるなど、家族で楽しめるように工夫されていて、ほのぼの感がただよっていた。


速歩はわずか4頭による1試合のみ。いつスタートしたのかわらかず、最初は次の試合の騎手の呼び出しなど場内放送がかかっていて、途中から司会と解説の人が、すでにレースが始まっていると放送し、観客から爆笑をかうというのも、何ともゆるくて面白い。


中間馬のレース。サラブレッドなどの軽種と農耕馬の重種の中間。

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すぐそばで見られるのが面白い。柵のそばを走っていくと、蹴り上げた土が馬が横を通過した後から頭の上に降ってくるぐらい。

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テントの下では、ご招待客の方達が、レースそっちのけでワイワイとバーベキュー。

初めて観た草競馬。
草競馬と言うだけあって勿論、お金をかけることもなく、2試合だけ勝ち馬当てクイズが行われて、的中すれば塩尻ワインなどがもらえると言うしくみ。
我々は午前中で帰ったのだが、とてもゆるくて皆で楽しんでいる手作り感やほのぼの感のある良いイベントだった。