名古屋市北区で10年営業された後、今年8月に東区に移転された天麩羅屋さんへ。
夜のみの営業で、15750円~のおまかせのコースのみなのだが、その日の材料によるので時価コース。カウンター席7席だけというお店。

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ワインやシャンパンの種類が多く、日本酒もそろえておられる。津島の長珍の純米大吟醸の禄と、勝沼の白ワインのグラス、岐阜は養老の醴泉の夏吟、アンリ・ブルジョワのバロンヌなどと共に。ワインの方がさっぱりすっきり頂けるような印象だった。

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突出し 
焼き太刀魚、オクラ、筋子、栗、百合根、えんどう、生落花生など8種類ほどの材料のみぞれ和え
器全体の写真は撮っていないのだが、大正8年のもの。

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鱧のお造り 
塩焼きや湯引きではなく、生というのは珍しいかも。何もつけないでまず食べ、鱧のお出汁とお醤油を併せた鱧醤油でいただいたり、梅風味の大根おろしや茗荷などと食べるようにと。

車海老を見せてもらった後、松本から入荷したマツタケなどこの日の具材を見せて下さった。 
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天麩羅には、塩、塩ポン酢、タレの3種類。タレは、魚介類や野菜で取ったスープのようなお味で、これだけでも美味しい。

車海老
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三河であがった車海老。まず何もつけずにそのままで、もう一匹は塩をふって。
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車海老の頭

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マツタケ 左側(笠側)から食べるようにとのこと。

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めひかり ふんわりふわふわ。

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新銀杏 翡翠銀杏は祖父江からの新もの。

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甘鯛(ぐじ)

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オクラ こちらも左側から食べるようにと。先っぽの方が細くて甘味が強い為。

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氷大根 5日間干して6時間冷した(だったかな・・・)大根スティック。水が出過ぎていることもなく、すっきりさせてくれる。

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インゲン

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さわら(だったかと。)

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太刀魚

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焼き鱧とマツタケのお吸い物
出汁は鱧の骨から取ったものに塩を足しただけとのことだが、本当に美味しい。マツタケ、焼き茄子、牛蒡が入っている。マツタケは焼いたものとそのままとの2種類を食べ比べるようにとのことだったが、あまりマツタケの香りがしないような・・・

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利平栗

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筋子の海苔巻 外側の筋子には火が入っているが、中はまだとろみがある状態。

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ワタリガニの大葉巻 ワタリガニの肉は味噌と和えてある。

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鱧の漬け

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秋田の舞茸

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焼き鱧のお吸い物の冷製ジュレ風?お砂糖は使わずに味醂を煮詰め、白ワインやカンパリなどを加えてアレンジされている。

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蛤の大葉巻

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白海老とマッシュルーム

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山芋の醤油漬けなどのお漬物

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お米も美味しい。農家が自宅用に食べるものとのことで、1か月に30キロしか購入できないのだそう。

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赤出汁には、うずら卵

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舞茸とさわら(だったかな)のミニ天丼も。

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葡萄の水菓子 
お酒に漬けた葡萄の下には、梨のシャーベット、その下にはお米のライスプディング風のもの。

最後に黒玄米茶をいただける。

ご主人の特別な粉や油の配合で、揚げ立てを置かれる紙には一切油がつかない。このような天麩羅は初めて。我々は、いつも安物の天麩羅しか知らないせいか、ちょっと意外な衣の風味や厚さだったかも。

予約時間になると奥様が表でお出迎えして下さり、予約者以外の人がふらっと入って来ないようにと(外観だけでは何屋さかもわからないが)、入口には鍵をされる。


名古屋市東区代官町24-23
052-977-4235
www.kusunoki.in/