南アに来てから、移動の手段はもっぱら車。
治安が宜しくない為、徒歩はもとより、公共のバスや乗り合いタクシーも基本、利用しない。(=公共交通利用者は、自家用車を持てない層と言った印象)
イギリスの植民地だったことから、道は日本と同じ左側通行、車は右ハンドル。

L字ステッカー

日本と同様、免許を取る為の学校もあるそうだが、それほど難しくもなく、費用も高くもないとのこと。初心者は Learner の意味を示す 「L」 字のステッカーを貼っている。
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こちらは教習車。L字を貼っている場合、助手席に運転経験者を乗せなければならないのだそう。
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ホームセンターなどに売っている「L」マークステッカー。駐車場に、車椅子やママ&ベービー専用の
場所はあっても、日本のように、高齢者や障害者ステッカーは、私は未だ見たことがない。

ラウンドアバウト (ロータリー)
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ヨハネスブルグ近郊のサントンなどは、交通量が多い為か信号機による交差点が多いが(ただし停電で信号が止まっていることも多々)、うちの近所はラウンドアバウト(ロータリー)が非常に多い。
ヨーロッパで多いラウンドアバウト。

1車線だと非常に楽なのだが、ここはほとんどが2車線。
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直進か右折は右側、直進か左折は左側の車線にいて、ラウンドアバウト内の車が優先の為、ラウンドアバウト手前で一旦停止。

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しかし、皆がそれを守って運転しているわけではないのが困ったところ。私は未だ遭遇していないが、良く知らないドライバーによって、ラウンドアバウトを逆走する車もいるのだとか。運転の最初の頃は、なかなかラウンドアバウトへ入るタイミングがつかめず、ドキドキしたもの。

右側通行? 左側通行?
通常は日本と同じで、右ハンドルによる左側通行なのだが、不思議な道路の構造もある。
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何故だか、対面の道路なのに右側通行となり、中央が歩道。

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そして、次の信号で、再びクロスして、本来の左側通行へ。

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ローカルルール?
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長い一本道などの場合、遅い車が速い車に抜いてもらうべく、さっと路肩に車を寄せてくれる。この画像では、ちょうど、両方で避けている状態。

日本でも、車どうしの挨拶として、「有難う」 の意味を込めてハザードランプを点滅させるが、こちらも。避けてくれたお礼に、こちらがハザードランプを点滅させると、「どういたしまして」 と、ライトを点滅してくれる。日本では、もともとは、トラックどうしの合図だったのが、広く一般車に広まったと聞くが、ここの発生はどうなんだろう。

この国の運転は、総じてとても穏やか。まずクラクションの音がしない。
NYでは信号が赤から青に変わったその瞬間に、信号待ちをしていた2台目の車が先頭の車に早く行け!と鳴らすのが日常茶飯事だし、渋滞なんだからクラクションを鳴らしても進まないのに、クラクションの鳴らし放題だった。その様子の動画は こちら
アジア各国でも、賑やか。特にネパールのカトマンズなどでも街の喧騒にはクラクションがつきものだった。その様子の動画は こちら
南アでは、私の今までの印象では、危険回避の為などでない限り、クラクションは無暗には鳴らさず、信号が変わってもエンストしてモタモタ止まっている車が居ても、ちゃんと後ろの車は忍耐強く待っていたりする。

勿論、信号無視もないことはないが、黄色で当たり前につっこみ、黄色から赤でもスピードを上げてつっこむ名古屋走りの方がよほど怖い。つまり、こちらでは黄色でちゃんと止まっても、後ろの車から怒られることはまずない。

車検が一切ないお国柄、ぼろぼろの車も多いのだが、メルセデスベンツやBMW、トヨタなどの工場があることから、比較的綺麗な車が多く、富裕層のポルシェやフェラーリも普通に走っている。
しかし、車検が一切ない為、故障車が非常に多く、そのためによる事故も多い。それについては その2 で。