南アで地震は起こらないと思っていたのだが、そうではなかった。

イメージ 1昨日(8月5日)のお昼の12時20分にノースウェスト州の Orkney 付近が震源地となり、マグニチュード5.5の地震が起きた。(ただし南アの機関はM5.5、アメリカの機関はM5.3と発表している。。。)
31歳の男性が壁の下敷きになって死亡し、21人が怪我、400軒の家が被害を受けた。
その辺りは、炭鉱の多いエリアだったが、幸いにも大きな事故にはならなかった。

揺れは、ヨハネスブルグのあるハウテン州、我々の居るダーバンのあるクワズルナタール州、フリーステート州、隣国のレソト、ジンバブエ、ボツワナ、モザンビークまで広がった。
ダーバン市街にあるビルのいくつかに居た人達は揺れを感じて外に批難したとのこと。ちょうどその時間、友人や私は歩いていたぐらいの時間だったのだが、全く気付かず。
海も、普段にはない波が起きていたとか。

イメージ 2

今もゆっくり広がりつつある南アにもある大地溝帯の為と考えられるが、中には炭鉱の影響もあると言う人もいる。


今朝の新聞各紙。

MERCURY紙は一面トップに棚から商品が落ちているお店の様子や、倒壊したレンガの塀の画像を載せていた。

イメージ 3












THE Witness では、ダーバンのオフィスから
あわてて非難した人達のことなどが出ていた。



イメージ 4








Daily News 紙の一面には、
右上端に亀裂の入った地面の画像のみで、
中のページに書かれていた。


因みに、下の白人のおじさんの記事は、イギリスBBCの長寿番組 「TOP GEAR」 のメイン出演者である Jeremy Charles Robert Clarkson の差別行動について。
彼がダーバンまでやって来た 「TOP GEAR FESTIVAL 2014」 (その様子は こちら) に、つい先日行ったばかりだっただけに、ビックリ。





同様の規模の余震が起こるかもと言われているが、今日の夕方のTVのトップニュースではやっておらず、軽く軽く3番目のトピックとしてさらっと終わった。

過去には、大きいもので1969年にケープタウン近くでM6.3、1976年に Welkom でM5.2、1992年に Carletonville でM4.7、2005年に同じくノースウェスト州でM5.3、2011年にノーザンケープの Augrabdies でM5、昨年11月にヨハネスブルグでM4、12月にリンポポ州でM4が起こっているのだそう。
知り合いの南ア人に聞いてみると、南アは地震はほとんどないから、今回のことは驚いたと。
どうやら、地震が起こっても報道がそれほどされないことから、皆、地震は起こらないと思っているもよう。
そんなに発生しているのなら、何故あんなヤワな基礎も何もしない建物を平気で建てるのか、、、
そのアバウトさの方が恐ろしくなって来た。。。