ンゴロンゴロのヌーは、ここには水が豊富なので、セレンゲティのヌー達のようにマイグレーション (大移動) をして水や草を追わなくても良い為、クレーターの外には出ない。

イメージ 1
ただし、レーター内全体にヌーが散ってしまうと、草が生えないので、ヌーにグループのリーダーなどはいないのだが、クレーターの中でヌー達はマイグレーションとまではいかないまでも、移動して草を食べている。
イメージ 2
このひょうきんな?間抜けな?顔がビースト呼ばわりされる所以とは気の毒だ。

イメージ 3
シマウマも背中をごしごしと虫除け対策。確かにガイドさんの言う通りで、セレンゲティよりもマイグレーションしないこちらのヌーはぽっちゃり系でのんびりしている。

イメージ 4
勿論、餌食になってしまったヌーも居たようで、ハイエナがその頭部だけを拾っていた。普通は、頭蓋骨は硬くて食べないのだが、お腹が空いているのかも。ンゴロンゴロに居るハイエナは約400匹。かつてはチーターも住んでいたが、ハイエナの為にチーターはクレーターの外に出てしまった模様。

イメージ 5
ヌーもシマウマも、遠巻きにハイエナを 意識しつつ。。。

イメージ 6
遠くで、ライオンのメス2頭がじっと一点を凝視している。その先には、シマウマの群れ。恐らく、夕方暗くなって来てからそのシマウマをハンティングしようと思っているのだろうと。

イメージ 7
すると、ガイドさんがはるか彼方、我々には岩か、ヌーかと思える黒いものを発見。クロサイ!!

イメージ 8
前日、セレンゲティとンゴロンゴロとの境界辺りで、クロサイを見たのだが、目鼻立ちも見えるぐらい近かったのが非常に珍しいとガイドさんが言っていた意味がわかった。その時の様子は<11>で。
なるほど、ンゴロンゴロだと見られてもこんなに遠いとは。

1960年代には、クレーター内にクロサイが約100頭もいたのだが、現在は14頭のみ。1992年からクロサイの保護が始まった。クレーター内に4カ所の監視所を設置してから、密猟者が減ったのだそう。クロサイの子供は、3歳半ほどまでは親と暮らす。
因みに、アフリカ全体のクロサイは、1960年には10万頭いたのだが、1970年には65000頭、1995年には2410頭と、密猟者の為に激減している。

イメージ 9
フラミンゴが少しだけ、はるか彼方に居た。

イメージ 10
セネガルショウビン Woodland Kingfisher Halcyon senegalensis
ンゴロンゴロはこの日だけなのだが、最後に綺麗なキングフィッシャーを見られて良かった。

総じて感じたことなのだが、ここ、ンゴロンゴロ保護区の動物達は、セレンゲティ国立公園の動物達と違って、ピリピリしておらず、のんびり。捕食される動物の数とライオンなどの数との割合が、セレンゲティの方がずっと厳しいこともあってのもよう。
非常に富んだ環境の為に、水や草など食糧に枯渇しクレーターを出る必要もなく、セレンゲティに比べて、動物達もふっくらした体系かと。

イメージ 11
再び、600メートル登って、外輪山にあるホテルへと戻る。

イメージ 12

イメージ 13
ホテルでは、この日はマサイ族の人達の歌やジャンプが披露されたので、ビールやワインを飲みながら楽しんだ。
イメージ 14

イメージ 15
あれ?何処かで見たことのある顔もいる、と思いきや、前日に訪れたマサイ族の村 (その様子は<12>で) からも何人か参加しているとのこと。





夕食を。
スープは、ジンジャーの入ったかぼちゃのスープと、クルトンの入ったフレンチオニオンスープ
イメージ 16

イメージ 17

イメージ 18
メインは、ターメリックソースのかかったティラピアのフィレ

イメージ 19
伝統料理として、インド料理のMutton Rogan Josh

イメージ 20


翌日は、ンゴロンゴロを後にして、アルーシャまでのドライブ、そしてアルーシャ空港から空路ザンジバル島へ。その様子は<17>で。