この週末はまた計画停電。今年に入って4回目。
初回は、、3月に大雨が続いて火力発電に必要な石炭が濡れて使えなくなった時(その様子は こちら)。
2回目は6月(南アの冬)に寒さから、皆がヒーターなどを使い過ぎた時 (その様子は こちら)。
3回目は今月2日に、石炭を備蓄しているサイロが崩壊し、石炭不足による時(その様子は こちら
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そしてこの週末。
昨日(土曜)、バリート Ballito のモールにあるカフェでランチをしていたところ、いきなりバシャンと停電。幸いなことに、そのカフェは非常用電源ジェネレーターも完備していたので、そちらに切り替えていたが、大きなモールでも、数店舗だけが自前のジェネレーターを使っているだけで、後は真っ暗。
美容院にいたっては、勿論ドライヤーなども使えない為、開店休業状態。臨時に閉店しているお店も出ており、お手洗いは、辛うじて半分電気がついていたものの、何だか薄気味悪い状態・・・

自宅に帰る途中も、交差点の信号などが全て停電状態。
家に帰ると、我が家には電気が来ていたのだが、我が家のエリアの計画停電の時間帯を調べると夕方4時から。そして見事に夕方4時からの2時間半弱は電気のない世界。

11月2日に起こった(3回目の)時は、もっとシリアスにステージ2からステージ3になって1日に2度も停電があるかも?などとマスコミや新聞も書き立てていたが、実際に停電になったのは1日だけで済んだので、今回も昨日の土曜だけ?と高を括っていたら、我が家のゾーンは、日曜朝8時からの2時間半弱が停電となった。

今回の原因は、水不足による。発電する際にディーゼルと水を使ってタービンを回すそうなのだが、雨が多いはずの10月・11月が、それほどの雨量にならなかったことから、貯水なども底をついたのだそう。。。
おまけにディーゼル貯蔵もなくなったとか。。。(それは何とかできるでしょうと思うのだが)

一説では、普段通りに戻るまでに1か月はかかるのではないか?とも言われているが、雨が降り過ぎても石炭が濡れてダメになって停電、雨が少な過ぎても水不足で発電できずに停電、天候に問題がなくても石炭貯蔵庫のメンテを行っておらずに崩壊し停電、、、などなど、何だか電力事情は危うい。
アフリカにあっても、アフリカとは思えないオシャレなワイナリーがあり、まるでヨーロッパのような生活環境の場所もあるかと思うと、インフラのこの脆弱さ。なのに、聞くところによると、アフリカ大陸で唯一持っている原子力発電をまたもう1カ所、中国の支援で造ることになるとか。。。
南アの現政権が、べったり中国になっているのは勝手だが、自国の火力発電所すらちゃんと出来ないこの国で、壊れたので列車ごと埋めてしまうお国柄の技術力・モラル力で援助を受けて、問題なく運営できるのかとますます不安になる。。。