やはり、ラグビーW杯で、南アが日本に敗れてしまったことは、南ア人にとっては相当なショックだった模様。

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平均26歳のチームだが、
ベテランを投入したのがダメだったのではと。
(9月19日付 SUNDAY TRIBUNE誌)



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1941年の真珠湾攻撃もそうだったが、世界を驚かせた、、、みたいな事が hara-kiri と言う言葉まで解説されて書かれていた。
(9月21日 The Witness 誌)



南アのBurger選手が、試合後の日本のロッカーに行ったところ、日本選手が皆喜びで泣いていたので、何も言わずに戻って来たと。
サントリーでプレイしている南ア人の Fourie du Preez選手は、日本を警戒するよう言っていたのだがと。
(9月21日 PRETORIA NEWS 誌)



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面白いのが、試合前日、9月18日の
Daily News 誌のこの記事。


2007年のW杯で南アチームが優勝した時のケープタウンでの凱旋パレードの写真を載せ、3回目のW杯優勝を鼓舞する記事なのだが、
1991年に、聞いたこともない西サモア(現サモア)が、ウェールズを破ったことが、ラグビーW杯のジョークとなっていると。
日本チームも新しいジョークに加えられるのかも?


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9月21日付の同じく Daily News 誌の記事。
南ア代表チームのトレードマークである
スプリングボックをお箸で摘まんでいる。

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今日も、高級ホテルの玄関には、スプリングボックスの
旗が掲げられている。




イメージ 5クリケットチームのキャプテンである Hashim Amla から、南アのラグビーチームに、ジャージをプレゼントされると言う激励会が、W杯出発前の8月7日に行われた。
アムシュランガの Beverly Hills Hotel で行われたのだが、前日から、警察がパイロンで、一般車両の駐車を規制し、そこにラグビーチームの大型バスが駐車するなど、大がかりな壮行会で、テレビ中継もされていたとか。
(画像は The Citizen より)


日本代表チームに、外国人や帰化した外国人が多いと言う意見もあるようだが、南アにもメンバー選出のちょっとしたごたごたがあった。
この写真↑には、代表メンバー31人は揃っていないが、ぱっと見て、やはり白人が多い。
現在の南アの人口比では、白人は10%にも満たないのが現実なのだが、代表メンバー31人中、白人以外がわずか9人と、白人の割合が多いことから人種問題が勃発。南アフリカ・ラグビー協会は、 「ラグビーが白人エリートのスポーツになっているという批判は当たらない。」 としたが、白人以外の選手に一定の枠数を当てる呼び掛けまで起こり、野党のひとつの政党が、南アチームをワールドカップに参加させない裁判所命令を求めるまでに至ったのがつい先日。結局、その動きは失敗に終わったが。


日本チームが勝ったことで、さまざまなトリビアが生まれた。
・ 日本が南アとは初めての対戦で勝った為、南アチームに勝ち越しているのは、ニュージーランドと日本の
  2チームだけとなった。
・ 南アチームの失点記録を今回34点取った日本が塗り替えた。
・ 南アチームから、1人の選手(五郎丸選手)が24得点したのも最多。 などなど・・・

因みに、かつての日本チームも、W杯での色々な記録ホルダーである。(1995年のニュージーランド戦で)
・ 1試合で一番得点を取られたチーム。ニュージーランドに145点取られた。
・ 得失点差では、2003年のナミビア対オーストラリア戦での0対142に継ぎ、2番目(17体145)。
・ 1試合でのトライをされた数は、ナミビアの22トライに継ぎ2番目(21トライ)。
・ 1試合でひとりの選手に一番多く得点を取らせてあげたのは日本。(45得点)


今朝の散歩中、ほとんど毎朝会う南ア人のおじさんから、冗談として 「もう君達とは口をききたくないよ~」 と言いながら声をかけてくれたのが可笑しかった。

こんな悪い記録ずくめのW杯から20年で、こんな新しい記録ずくめの大金星になるとは。
次のスコットランド戦も是非とも頑張っていただきたい。